関連カテゴリ: Tokyo 2020, デイレポート, トラック・フィールド, フォトギャラリー, 国際大会, 夏季競技, 陸上 — 公開: 2021年8月28日 at 2:16 PM — 更新: 2021年8月29日 at 1:02 PM

【フォトニュース】金メダル佐藤友祈、最大のライバルとラスト3秒の勝負

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 東京パラリンピックの陸上競技、男子400mレース(T52)が27日、オリンピックスタジアムで行われ、佐藤友祈(モリサワ)が55秒39のパラリンピックレコードをマークし、優勝。2016年のリオパラリンピックで敗れた最大のライバル、レイモンド・マーティン(アメリカ)をラスト3秒で追い抜き、5年前の雪辱を果たした。

メダルセレモニーで笑顔の佐藤。 写真・中村Manto真人

 レースは内側からレイモンドが勢いに乗り、中盤で佐藤をリード。ラストのストレートまでレイモンドがリードを続けたが、最後まで粘った佐藤。ゴール直前でレイモンドを追い抜き、見事金メダルを手にした。「後半の伸びが持ち味。しっかりやれば必ず届くと信じて、漕ぎました」と信念が頂点を掴み取った。

初速が求められるスタート。「今日は100点満点だった」と笑顔で振り返った佐藤。 写真・中村Manto真人
写真左・2015年からレースを共にしたライバル、レイモンド・マーティン。レースを振り返り、「逃げ切ったと思った」と悔しさを滲ませる。佐藤の存在は「とても良いライバルであり仲間」とコメントした。 写真・中村Manto真人
チームの応援メッセージが書かれた国旗と共に。競技の認知や裾野を広げるため、今年2月にプロへ転向した佐藤。新チーム名「prier ONE」は佐藤たっての希望で、元SMAPの香取慎吾が命名した。「友達のために祈る人」との願いが込められた自身の名前から、フランス語の「プリエ(祈る)」、そして、一人一人がそれぞれオンリーワンであるようにと願いを込めて『世界に一つだけの花』の歌詞から「ONE」をとった。写真・中村Manto真人

(編集・校正 望月芳子)

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