北京パラリンピックのバイアスロンは3月8日、10キロを滑るミドル(中距離)が行われ、男子立位のクラスではマーク・アレンズ(LW6/カナダ)が31分45秒2で優勝。5日に行われたスプリント(短距離)で銅メダルを獲得しているアレンズは、今大会2個目のメダルとなった。
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アレンズは、バイアスロンではソチと平昌の2大会で金メダルを含む5つのメダル、クロスカントリーでもソチで3つのメダルを獲得。平昌ではカナダ選手団の旗手も務めている。「素晴らしい気分だよ」と取材陣に笑顔で応じた。
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また、アレンズは7日のクロスカントリー男子20キロクラシカルにも出場し、4位。この種目で金メダルを獲得した川除大輝(LW5/7/日立ソリューションズ)について、「とても若い選手で、僕の今後が脅かされるよ。もっと頑張らなければいけないよ」と活躍を称賛した。
また、今回が最後のパラリンピックと話す日本のクロスカントリーのレジェンド、新田佳浩(LW8/日立ソリューションズ)について、「僕は彼をとても尊敬しているし、彼はクロスカントリーを教えてくれたんだ。最後のパラリンピックと聞いて驚いているけど、一緒に出られるのはとても嬉しいよ」をリスペクトしていた。
カナダのヒーローにとっても、日本のレジェンドとニュースターは大きな存在なのだ。
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また、この日のバイアスロンは日本からは佐藤圭一(LW8/セールスフォース・ジャパン)が出場し、9位だった。4回目の射撃で1発外し、「世界のレベルは満射が当たり前」と悔やんだ。ただそれよりも重要だったのは、このところの温かさで緩んでいるスノーコンディションでどれだけ走れるかということ。走って確実に当てる選手が上位に行くという厳しさをかみしめていた。
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(校正・佐々木延江)