鈴木が50m平泳ぎSB3で銀メダル!

鈴木孝幸(GOLDWIN)が男子50m平泳ぎSB3で日本に大会初のメダルをもたらした。ジャパンパラ(48.67秒)より速いタイムで48.53秒だった。
「準備してきたことができた。メダルの色(銀)はすこし残念だが、このタイムがだせてよかった。満足しています。


次の試合は2日後(大会3日目・9/23)4×50mメドレーリレーになる、初日としては良いスタートだ」と語った。
石浦智美はメインの女子50m自由形S11に向けて整えてきたが、予選・決勝と30秒台で振るわなかった。

ダイレクトファイナル(=予選なし)で行われた女子100m背泳ぎS12では、日本の辻内彩野(三菱商事)が出場。「どんな選手が出るかわからないなか、多少緊張していた。コーチとイメージしていた合格ラインのタイム(1:14.45)で泳げました」と語る。

明日から4日間連続で出場となる。「このプールは屋外になり外気温と水温に差があるので水が冷たく感じます。初めてではないので、しっかり泳ぎたい」とも話していた。
気温30度、水温26〜27度。半屋外にあるOBOCアクアティックセンターは、日本選手にとっても良い記録を重ねてきたプールだ。この日、日本からは、6名が出場し5名が決勝を泳いだ。
50m平泳ぎSB2でタニア・ショルツ(GER)が世界記録更新!

初日は3つの種目で世界記録が更新されたが、大会トップバッターは女子50m平泳ぎSB2のドイツのタニア・ショルツ(SCHOLZ Tanja)だった。予選・決勝で世界記録を更新。1:00.95をマークした。

ショルツは、このプールでの大会参加が3回目だという。「パリパラリンピック後に右肩を負傷し回復に4月近くかかった。タフな1年だった。それでも『ここにいたい』という思いで参加、得意ではない50m平泳ぎだが自己ベストを更新できて嬉しい」と語った。パラリンピック、世界選手権、欧州選手権を合わせたキャリアでメダル総数を95個とすることを目標に掲げている。
アリス・タイ(GBR)の復活

女子のスタートを飾ったのは女子400m自由形S8を4:59.00で泳いだアリス・タイ(GRR)だった。パリパラリンピックで2つの金メダルを含む8個のメダルを獲得したタイは、「(長年連れ添ったコーチのデイブ・ヒースコック氏が引退してしまい)トレーニングにおいて少し困難な一年を過ごしたが、目標だった5分切りを達成してよかった」と語った。明日はメインイベントの100m背泳ぎが控えており、毎日最善を尽くすことを誓った。

この種目でパリ金メダル、大会記録(4:43.76)をもつライバルのジェシカ・ロング(LONG Jessica)は予選では1位通過をしたものの決勝で5分台と振るわなかった。
(写真取材・秋冨哲生 校正・久下真以子)






