公開: 2026年1月17日 at 9時30分 — 更新: 2026年1月17日 at 17時26分

アンプティサッカー日本初の国際舞台が駒沢で開幕。日本代表、インドネシアを3-0で下し世界への挑戦を始動

知り・知らせるポイントを100文字で

アンプティサッカーワールドカップ2026コスタリカ大会(7月31日から8月9日)を目指す日本代表にとって貴重な強化の機会であり、日本(アジア3位)、インドネシア(アジア5位)、スペイン(ヨーロッパ2位)、ポーランド(ヨーロッパ3位)の4か国が出場、3日間にわたり総当たりリーグ戦が行われる。

日本で初めてのアンプティサッカー国際大会「アンプティサッカー インターナショナルチャレンジカップ -東京2026-」が駒沢オリンピック公園陸上競技場で開幕した。(1月16日~1月18日まで)

アンプティサッカーとは

アンプティサッカーは、下肢または上肢に切断や機能障害のある選手がプレーするフットボールである。フィールドプレーヤー(FP)は片脚で、日常やリハビリでも用いられるロフストランドクラッチを使ってピッチを駆ける。特別な専用器具を必要としないアクセシビリティの高さが、競技の普及を後押ししてきた。

起源は1980年代。ボート事故で片脚を失った米国人 ドン・ベネット が、「障がい後も活動的に生きたい」という切実な動機から考案した。負傷兵のリハビリとして採用されたことを契機に世界へ広がり、現在は60カ国以上でプレーされている。

クロスを上げるエンヒッキ・松茂良・ジアス(10番・FP/FC ALVORADA)

日本国内のアンプティサッカーの普及は、2008年に元ブラジル代表のエンヒッキ・松茂良・ジアスが来日したことを端緒とする。2009年に日本アンプティサッカー協会が設立、2010年には初の国内クラブ「FCガサルス」が誕生。現在は登録8チーム、競技人口は約100人にまで成長した。今回の国際大会開催は、関係者にとって長年の悲願であった。

大会初日レビュー

第1試合:スペイン vs ポーランド

前半はスペインが先制。だが後半、ポーランドが底力を見せ一挙3得点。1-3の逆転勝利で欧州強豪同士の一戦を制した。

3-1とスペインに逆転勝利したポーランド

第2試合:日本 vs インドネシア

初日の1月16日今日は、第1試合スペイン対ポーランド、第2試合日本対インドネシアの試合が行われた。

初日、第2試合。日本対インドネシアの試合が行われた。日本代表先発

日本は立ち上がりから主導権を握るも、前半は決定機を生かせず0-0。均衡を破ったのは32分。左サイドから中央へ切れ込んだ近藤碧の仕掛けを起点に、秋葉海人とのワンツーで守備を崩し、後藤大輝が先制。50分には石井賢がPKを沈め、アディショナルタイムにも追加点。GK菊池大志を中心とした堅守で3-0の完封勝利となった。

金子慶也(8番・FP/AFC BumbleBee 千葉)
高橋良和(4番・FP /FC ALVORADA)
後藤大輝(11番・FP/ガネーシャ静岡 AFC)の先制点を演出した7番 FP 近藤碧(関西Sete Estrelas)
32分先制点を決め観客席にアピールする後藤大輝(11番・FP/ガネーシャ静岡 AFC)
50分ペナルティーキックを決める石井賢(2番・FP/FC ALVORADA)。3分後には追加点を入れこの試合2得点。
ゴールを守り切った菊池大志(15番・GK /TSA FC)
日本の得点を喜ぶ応援席
応援席に感謝を伝える日本代表

試合後、日本代表尾形行亮監督は、「日本初開催という舞台で緊張はあったが、応援してくれた人たちにプレーを見せたい気持ちが上回った」と語った。
先制点の後藤については、「とにかくゴールを求めるストライカー。守備でも献身的で、チームを助ける存在」と評価。
スペイン、ポーランドとの連戦に向けては、「特別なことはしない。全員で攻撃し、全員で守備し、プレッシャーをかけ続ける。やってきたことを出し切る」と決意を示した。

次戦へ

日本代表は17日にスペイン、18日にポーランドと対戦する。スタンドを埋めた応援への感謝を胸に、世界基準を測る3日間が続く。

【日本代表】
【先発】
菊池 大志(15番・GK/TSA FC)
石井 賢(2番・FP/FC ALVORADA)
高橋 良和(4番・FP/FC ALVORADA)
金子 慶也(8番・FP/AFC BumbleBee 千葉)
秋葉 海人(9番・FP/FC ALVORADA)
エンヒッキ・松茂良・ジアス(10番・FP/FC ALVORADA)
後藤 大輝(11番・FP/ガネーシャ静岡 AFC)

【控え】
長野 哲也(1番・GK/ガネーシャ静岡 AFC)
上野 浩太郎(12番・GK/関西 Sete Estrelas)
細谷 通(3番・FP/FC ALVORADA)
松崎 佑亮(5番・FP/TSA FC)
小美濃 健人(6番・FP/TSA FC)
天川 隼輝(13番・FP/FC 九州バイラオール)
近藤 碧(7番・FP/関西Sete Estrelas)
古城 暁博(16番・FP/AFC BumbleBee 千葉)

【スタッフ】
監督:尾形 行亮
ゴールキーパーコーチ:高橋 奨
アシスタントコーチ:宮本 慎也
トレーナー:小川 誠貴
メディカル:岩倉 瞳

【インドネシア代表】
【先発】
Yusuf Rahmad (1番・GK)
Sahata Siabturi (15番・FP)
Ajis Firmansyah (17番・FP)
Aditya (10番・FP)
Agung Riski Satria (7番・FP)
Piat Supriatana (19番・FP)
Ilham Zam Zami (23番・FP)

【控え】
Imat Hermawan (13番・FP)
Warnadi (21番・FP)
Junaedi Abdillah (25番・GK)

【スタッフ】
監督:Syahrul
アシスタントコーチ:Arif Chrisdiantoro
メディカル:Shofhal Jamil
キットマン:Diding Hidayat
      Zull Arisandai

今後の試合の予定

1月17日土曜日
12:30 ポーランド対インドネシア
14:30 日本対スペイン

1月18日日曜日
12:30 インドネシア対スペイン
14:30 日本対ポーランド

※観戦無料

<参考>
・大会ホームページ
https://diligent-crab-s1kd8v.mystrikingly.com/

・YouTubeライブ配信
https://www.youtube.com/@jamputees/streams

・16日 フォトアルバム(facebook)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1338508724982333&type=3

(編集校正・中村和彦。佐々木延江)

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