公開: 2026年3月6日 at 22時09分 — 更新: 2026年3月7日 at 4時24分

日本、開催国イタリアとの激闘を制す! 小川の“勝負の一投”がミラノに咲かせた勝利の桜

知り・知らせるポイントを100文字で

ミラノ・コルティナパラリンピック、車いすカーリング混合ダブルス予選ラウンド第4戦が行われ、日本は開催国イタリアに6-5で勝利した。

(写真・中村 “Manto” 真人)

ミラノ・コルティナパラリンピック、車いすカーリング混合ダブルス予選ラウンド第4戦。日本代表は開催国イタリアと対戦した。

イタリアは2006年トリノ大会で車いすカーリングが初採用された“ゆかりの地”。20年ぶりに自国開催となった今大会は国内の期待も大きく、会場の空気は完全にイタリアムードだった。そのプレッシャーの中、日本は堂々とした戦いぶりを見せた。

イタリアのペアはトレンティーノ州出身のオリエッタ・ベルトとパオロ・イオリアッテイ。長年コンビを組む強敵だが、日本は第1エンドから落ち着いたショットを連発。ガードストーンを丁寧に配置し、相手の攻撃を封じながら確実にドローを決めていく。イタリアのラストショットが外れ、日本は小川のショットが相手に当たりながらも2点を先取。

続く第2エンドも日本の精度は落ちず、イタリアのダブルテイクアウトにも動じず小川が中央へドローを沈め、さらに2点追加で4–0とリードを広げた。

(写真・中村 “Manto” 真人)

イタリア反撃、日本は耐える展開へ

第3エンドも日本が1点を奪い5点差としたが、ここから流れが変わる。
第4エンド以降、イタリアが正確なテイクアウトを連発し、徐々に点差を詰めていく。
休憩中、日本ペアはコーチと笑顔を交えて話し合い、気持ちの切り替えは万全。しかし第5エンド以降もイタリアの勢いは止まらず、第7エンドではついに同点に追いつかれる。会場は完全にイタリアの空気。それでも、日本は折れなかった。

(写真・中村 “Manto” 真人)

最終エンド、日本は慎重にストーンを重ね、勝負は小川のラストショットへ。
ここで日本のコーチがタイムを要求。
言葉を交わし、深く息を整えた小川は、静かにデリバリーを開始した。
放たれたストーンは一直線に狙いへ。
イタリアのストーンを弾き飛ばし、ハウスへ吸い込まれるように止まった。
日本、勝ち越しの1点!
6-5で激闘を制し、通算成績は2勝2敗の五分に戻した。

(写真・中村 “Manto” 真人)

小川のデリバリーステックには桜のデザインが施されている。
今日の勝利は、その桜が静かに花開いた瞬間だった。
予選ラウンドはまだ続く。
この勢いで勝利を重ね、最後には——
桜のステックのように、日本代表の笑顔が満開になる日が必ず来る。

(編集・校正 丸山裕理)

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