木下、CHANに雪辱の大会新

女子200m個人メドレーSM14は、木下あいら(20)が2分25秒68の大会新で優勝した。前日の100mバタフライで個人種目の連勝を止められたCHAN Yui Lam(香港)に、平泳ぎ以降で差を広げて6秒76の大差。自身の持つ大会記録も0秒46更新し、最後の個人種目で雪辱を果たした。「自分の強さを証明できた」。今大会は金5・銀1となった。芹澤美希香(宮前ドルフィン)が4位、15歳の佐藤璃來が5位となった。
山口・坪井でワンツー
男子200m個人メドレーSM14は山口尚秀(四国ガス)が2分11秒47で金、坪井夢輝(ビートスイミングクラブ小城)が2分15秒20で銀。前夜のリレーでアンカーとして逆転のアジア新を導いた山口は、本職の平泳ぎで一気に抜け出し、100m平泳ぎ、リレーに続く今大会3つ目の金となった。村上舜也(NECフレンドリースタフ)は5位。
鈴木、宣言通りの「3種目すべて金」

男子100m自由形S4は、アジア記録と大会記録を持つ39歳の鈴木孝幸(ゴールドウイン)が1分24秒27で金。2位JO Giseong(韓国)に12秒86の大差をつけ、宣言していた出場3種目すべての金メダルを達成した。「無事達成できて安心しました」。
木村、本命のバタフライで2つ目の金

男子100mバタフライS11は、パリ大会でもこの種目を制した木村敬一(東京ガス)が1分1秒62で金。2位LI Zhixin(中国)に2秒80差をつけた。前日の50m自由形に続く金で、今大会は金2・銀1。36歳のレジェンドは「まだまだもっとうまくなっていきたい」と、さらに先を見据えた。
富田、400mの雪辱

男子100m自由形S11は富田宇宙(EY Japan)が58秒22の大会新で優勝。20日の400m自由形で敗れたSUN Chuanzhen(中国)を後半で逆転し、0秒48に抑えた。自身の日本記録(58秒33)も上回り、「みんなが一番喜んでくれる色を届けられた」と笑顔を見せた。
辻内・齋藤が日本記録を上回る金

女子200m個人メドレーSM13は、S12の辻内彩野(三菱商事)が2分40秒74で金。自身の日本記録2分43秒33を上回り、出場した5種目すべてでS12の大会記録を塗り替えた。前日は「最終日は銅をそろえてコンプリート」と話していたが、手にしたのは今大会2つ目の金(金2・銀3)。「銅だけゲットできなかったけど、金2つなので許します」と笑った。笠本明里(神戸楽泳会)は4位。
男子100mバタフライS12は齋藤元希(スタイル・エッジ)が1分1秒17で金。自身の日本記録(1分1秒77)を上回った。同じ日の200m個人メドレーSM13でも銅を獲得し、有終の美を飾った。
14歳の2人が銅

男子400m自由形S6で、14歳の山田龍芽(宮前ドルフィン)が5分28秒04で銅。2008年から破られていなかった日本記録(5分28秒38)を上回り、前日の100m背泳ぎに続く記録更新で今大会初のメダルをつかんだ。ロサンゼルス2028のMQS(最低参加標準記録)も突破し、「まさか今切れるとは思っていなかった」と驚いた。
女子100m背泳ぎS9では、同じ14歳の都甲万結(大分パラ水連)が自己ベストの1分19秒93で銅。0秒12差の4位だった先輩の宇津木美都(大阪体育大学大学院)との競り合いを制し、「昨日までの悔しい涙を嬉しい涙にできてよかった」。
男子100m自由形S9で18歳の川渕大耀(NECグリーンスイミングクラブ溝の口)が銀、女子100m自由形S9で福田果音(KSGときわ曽根)が銅。混合4×100m自由形リレー34ポイントは日本(荻原虎太郎、坪井弘恭、福田、前田恵麻)が銀で、荻原は今大会6個目のメダルとなった。
「次のエースが芽吹いてきた」
日本の水泳チームは今大会、金24・銀24・銅23の計71個で国別2位。上垣匠総監督は「次のエースが芽吹いてきた」と、ベテランの安定感と若手の成長がかみ合った5日間を振り返った。ロサンゼルス2028へ向け、大きな一歩となる大会だった。
<参考>
・5日目(10月23日)のリザルトはこちら
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