
7月14日、グラスゴーIPC水泳世界選手権2日目。女子100メートル平泳ぎ決勝で、オーストラリア代表13歳の新人ティファニー・トーマスは、驚くべき国際試合のデビューを果たし、なんと二人のベテラン英国人(シャーロット・ヘンソー、エレノア・シモンズ)を抜きワールドレコードを叩き出した。
「オージー、オージー、オージー! オイ!オイ!オイ!」と、選手席から一体感のある声援が試合後も響きわたっていた。昨日惜しくもメイン種目で自己ベストが出たのにもかからわず金メダルを逃してしまったが何ということだろう。場内は、エレノア・シモンズの姿もあり、イギリスチームの応援も高まっているなか、歓声が響きわたる。盛り上がった試合だった。

「今日の泳ぎは、本当に良すぎて!ワールドレコードも出せて嬉しい。予選でいいタイムが出たので、本戦でもチャンスがあれば記録更新をしいくつもりで挑んだ。リオパラリンピックにも参加できたらいいなと思っています」と、ティファニーは自分の記録に興奮し、とても嬉しそうにインタビューに答えてくれた。
年齢制限の心配もあるのでリオにでれると良いが・・、間違いなく東京パラリンピックでは姿をみれるだろう。この若い期待の星にも注目して欲しい。

エレノア・シモンズは・・
「(自分の)レースはタイムも上がっているし良かったと思う。楽しかった。昨日も金メダルではなかったが、セカンド自己ベストが出ていて、自分自信の泳ぎは速くなっている。来年はパラリンピックもあるし、練習や試合を重ねて頑張っていきたい」
昨日の試合後インタビューでは、エレノアがずっと2008年から1位を独占していた記録が破れたうえ、ワールドレコードも打ち抜かれしまい。悔しさと落胆さが見られたが、今日のインタビューでは笑顔も見られ、本人は少し落ち着いた様子もみられた。