RIO 2016, 取材者の視点, 馬術 — 2016年9月15日 at 8:15 PM

馬術:宮路&バンデーロ、チャンピオンシップも11位

宮路選手&バンデーロ号 写真・中村真人

宮路選手&バンデーロ号 写真・中村真人

9月14日(水)(現地時間)、オリンピック馬術センター(デオドロ・ブラジル)で、個人メダルを競う「チャンピオンシップ・テスト」(規定演技)競技が行われ、宮路満英選手(グレード1b)&バンデーロ号(10歳/KWPN/セン)がグレード1bの種目に出場した。

馬術競技(パラエクエストリアン)は、体操の床演技やフィギュアスケートのように、定められた演技に対し、審判が採点を行う競技。パラリンピックでは馬場の外5か所に審判が位置し、それぞれが各演技項目に対し10点満点で点数をつける。また、観察に基づく総合点が10点満点でつく項目もある。最終的には各審判の採点が合計され、パーセント化。5審判の平均点をとって、最も高いパーセントの選手が優勝となる。

11人馬が出場したこの競技で、宮路選手&バンデーロ号は58.966%の成績を収め、11位だった。
「皆様のご協力と応援で無事に終わりました。競技直後はホッとした感じでしたが、時間がたつにつれ、悔しい思いに変わってきました。今後より一層頑張ります。よろしくお願いします。」(宮路)

一方、このグレード注目はチームテストで1位だった、過去金メダル10個を含む12個のメダルを獲得している、イギリスのリー・ピアソン選手&ザイオン号と、同競技2位だった前回2012年ロンドン大会で個人2メダル(規定銅、自由金)を獲得しているオーストリアのペポ・プッチ選手(騎乗馬:フォンテーンノワール/11歳/オールデンブルグ/セン)の対決。
最終的には、プッチ選手&フォンテーンノワール号(75.103%)が、1%の差でピアソン選手&ザイオン号(74.103%)を上回り、金メダルを獲得した。

「素晴らしかった!馬の調子はとても良かったのですが、風が吹いたり赤ちゃんが泣いていたりしたので馬場の外が気になっていたようです。でもそっちへ行っちゃだめだということが伝わり、馬の意識を僕に向けることができました。とても調子が良かったので、本当に嬉しかったです。感触がとても良い時にはつい興奮してしまうのですが、そうなると自分の体の動きをコントロールするのが難しくなります。でも、馬が僕を助けてくれました。4年間この日に向けて共に頑張ってきました。ロンドンの初日は、リオに向けてのトレーニングの初日だと感じています。」(プッチ選手、FEIプレスリリースより)

「今日一番輝いている人馬が優勝したのだと思います。求められる質はとても高いものです。ロンドンまでも、そして今日までもそうです。今回の目標はメダルを持って帰ることだったので、非常に嬉しく思っています。」(ピアソン選手、FEIプレスリリースより)
なお、この競技9番目に出場したカナダのアシュリー・ゴーワンロック選手が演技直後、馬場を出る時点で馬が驚いたために落馬するというハプニングがあった。しかし、人馬とも怪我はなく、柵の外での落馬だったため、成績も有効とされた。(FEIプレスリリースによる)

パラエクエストリアン競技は続くが、上位3分の1に入らなかったため宮路選手&バンデーロ号のパラリンピックは本日で終了。次の目標は2018年の世界馬術選手権(World Equestrian Games、開催地選考中)での上位入賞。その後は2020年東京パラリンピック。母国日本での活躍に向け、宮路選手の挑戦は続く。

FEI国際馬術連盟サイト(結果詳細・データライブ配信)

競技結果(日本パラリンピック委員会サイト)

競技大会公式サイト(Rio Paralympic Games Official Site )

FEI国際馬術連盟プレスリリース