関連カテゴリ: サッカー, ブラインドサッカー, 夏季競技, 川崎 — 公開: 2020年2月10日 at 12:26 PM — 更新: 2021年8月12日 at 4:24 PM

パペレシアル品川が完封勝利で初出場、初優勝! 〜ブラサカKPMGカップ〜

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優勝カップを掲げて喜ぶパペレシアル品川

視覚障害者がプレーをするブラインドサッカー。各地のリーグ戦を勝ち抜いた上位7チームが日本一を決めるKPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2020、最終日の試合が富士通スタジアム(神奈川県川崎市)で開催された。

決勝戦では日本代表のエース川村怜が率いる設立1年目のパペレシアル品川(東日本リーグ3位)がコルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(北日本リーグ1位)が対戦。品川が仙台を5-0で破り初優勝した。

コルジャ仙台ブラインドサッカークラブの先発メンバーはフィールドプレイヤーは佐藤翔、千田直樹、日景淳也、只野伸二、ゴールキーパー佐々木智昭、ガイド斎藤幸子
パペレシアル品川の先発はフィールドプレーヤーは松尾雄大、川村怜、佐々木ロベルト泉、寺西一、ゴールキーパー下村信行、ガイド神山明子

キックオフの笛が鳴ると共に、品川の佐々木がドリブルでゴール前まで真っすぐ運び、そのままファーストシュートを打つ。ボールは惜しくもゴール左に外れた。勢いにのった品川は仙台を攻め続け、前半10分川村がディフェンス二人に挟まれながら打ったシュートで先制する。

先制点決めて叫ぶ品川5番川村怜

ところがここでアクシデント発生。このプレーで仙台の佐藤が負傷し、佐々木康明と交代する。試合再開直後の前半11分またも川村がゴールを決めて追加点を奪った。さらに前半13分にはロベルトが3点目を決め試合の流れを決定づけた。

チーム3点目のゴールを決めた品川7番佐々木ロベルト泉

後半に入っても品川の勢いは止まらず、川村が後半11分に追加点を入れて仙台を4点差に引き離したところで、仙台の反撃を封じつつ、選手交代をした。「僕(ロベルト)や怜ばかりではなく、新しい選手に経験を積ませるため」と試合後にロベルトが語っていた。後半18分には川村が自身の今大会7得点目となるゴールを決めて仙台に完封勝利。KPMGカップ初出場で、初優勝の栄冠を手に入れた。

タイムアップ。優勝を喜ぶ(左から)神山明子、川村怜、寺西一、佐々木ロベルト泉
優勝カップを掲げる日本代表寺西一(左から與儀元気、寺西一、右端下村信行)
MVPに選ばれた川村怜(パペレシアル品川)
準決勝はコルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(左から日景淳也、斎藤陽翔)

最終順位
優勝 パペレシアル品川
準優勝 コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ
第3位 埼玉T.Wings
第4位 free bird mejirodai
第5位 ラッキーストライカーズ福岡
第6位 F.C.長野RAINBOW
第7位 LEO STYLE 北九州

MVP 川村怜(パペレシアル品川)

2日目(2月9日)の試合結果
準決勝 埼玉T.Wings 0-1 コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ
準決勝 free bird mejirodai 0-1 パペレシアル品川
3位決定戦 埼玉T.Wings 3-0 free bird mejirodai 
5位決定戦 ラッキーストライカーズ福岡 0-0 (PK 1-0) F.C.長野RAINBOW

(校正・佐々木延江)

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