関連カテゴリ: ゴールボール, チームジャパン, ブラインドスポーツ, 取材者の視点, 国際大会, 地域, 夏季競技 — 公開: 2020年3月17日 at 7:47 PM — 更新: 2021年5月31日 at 10:58 PM

ゴールボール、ジャパン銀メダル。東京パラめざす4カ国がバンクーバーで対戦!

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3月13〜14日(現地時間)、バンクーバー(カナダ)で「2020 バンクーバー ゴールボール グランドスラム大会」が行われ、ホスト側・カナダ代表と地元のクラブチーム(バンクーバー、BC州、ケベック州のクラブ)と、対戦相手として、日本、アメリカ、フィンランドから参加して4カ国・9チーム(女子5・男子6)で試合が行われた。

男子で優勝したアメリカチーム。センターは、ジョシュア・ウエルボーン (写真・中村 Manto 真人)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、世界中のスポーツ大会が中止や延期を決定し始め、この大会も当初3日間の予定が2日間に短縮された。貴重な機会となった1日目、世界ランク4位のジャパンAが世界ランク5位のカナダ 1 と戦い、1-8で日本が開幕戦を飾った。
2日目の決勝戦もカナダ1とジャパンAでの対戦となり3-5でカナダ1がミスも少なく本領を発揮して勝利、ホストの意地を見せた。

カナダ1とジャパンAで行われた決勝戦(写真・中村 Manto 真人)



優勝したカナダチームのコーチ、トレント・フェアブラザー氏は、東京パラリンピックに向け2016年からカナダ代表女子のヘッドコーチとしてチームを率いてきた。ジェントルマンで、終始チームメンバーに対して優しく協調性をうまく保っていた。
試合後のインタビューでは「強豪日本と対戦できて良い経験になった。コロナウイルスの影響もあるなかですが、東京に向けて、様々な強化合宿や大会を経て望みたい」と、淡々と大会の感想を語り、話終わると「取材ありがとう」とねぎらってくれた。

優勝したカナダ1とヘッドコーチのトレント・フェアブラザー氏 (写真・中村 Manto 真人)

6チームによる迫力ある投球をみせてくれた男子は、世界ランク7位のアメリカがフィンランドを14-13で制して優勝。アメリカチームは個性派揃いで元気がよく、点を奪った時は全員で容赦のない歓声をあげていた。
試合後、アメリカのジョシュア・ウエルボーンは、「(東京で)お化けをみせてあげるよ!」といって自分自身の強さをノビノビとアピール、楽しくて仕方がない様子だった。

◆2日目の映像

2020 Goalball Men's & Women's Winners! from Manto Nakamura on Vimeo.

<最終順位>

・女子(2カ国・5チーム)
1位 カナダ1
2位 ジャパンA
3位 ジャパンB
4位 カナダ2
5位 ブリティッシュコロンビア

・男子(3カ国・6チーム)
1位 アメリカ
2位 オールド・パワー・フィンランド
3位 アルバータ
4位 バンクーバー(BGC)
5位 ケベック
6位 ブリティッシュコロンビア

試合のあとのバンケット (写真・中村 Manto 真人)

<参考>
VGC Surrey Goalball Grand Slam(大会オフィシャルサイト)

(現地取材・写真・映像 中村 Manto 真人 編集・佐々木延江)

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