Tokyo 2020, 国際大会, 夏季競技, 水泳 — 2021年9月1日 at 9:06 PM

競泳8日目、木村敬一が銀。初めてのメダルにほっとした

9月1日、東京アクアティクスセンターではパラリンピック競泳8日目のレースが開催され、男子100m平泳ぎSB11(全盲)で、日本のエース、木村敬一(東京ガス)が1分11秒78で銀メダルを獲得した。優勝はオランダの22歳、ロヒール・ドルスマン、3位は世界記録保持者で中国のベテラン、ヤン・ボーゼンだった。

男子100m平泳ぎSB11のスタート 写真・山下元気
男子100m平泳ぎSB11での競り合い 写真・山下元気
男子100m平泳ぎSB11のゴールの直後、中央・木村敬一、手前・ロヒール・ドルスマン、奥・ヤン・ボーゼン 写真・山下元気

競技を終えた木村は、「前半からいいスピードに乗れて泳げた。トータルタイムも久々の11秒台ということで、満足している。(この大会で)初めてのメダルがとれて、ほっとしました。一種目一種目に集中するため3種目に絞ってのぞんでいる。この種目(100m平泳ぎ)にも集中できた。最後のバタフライは持てる力を出し切って泳ぎたい」と記者たちに話した。

表彰式での木村敬一。タッパーの寺西真人コーチとともに。 写真・山下元気

表彰式を終え、今大会5レースを泳ぎ2つの銅メダルを獲得した中国のベテラン、ヤン・ボーゼンは、地元中国メディアのインタビューに「東京ではストレスなく思いっきり泳ぐことができた。コロナ禍の5年の間に病気もして、厳しかったこともある」と答えていた。
また、日本のライバルについてどう思うか尋ねると、「(今日は)メダルをもらってお互い肩をたたきあって喜んだ。木村とは若い頃から何年も一緒に試合をやってきて、試合が終わればすごくいい友達だ!」と、リラックスした表情で話してくれた。東京でのレースを楽しんでいるようだ。

男子100m平泳ぎS11表彰式。左から木村敬一、ロヒール・ドルスマン、ヤン・ボーゼン 写真・山下元気

スタンドには観客の代わりに各国の選手団、競技関係者、メディアの記者たちがいる。アクアティクスセンターのプールからは連日複数の世界記録が更新され、途切れることがない。史上初の大会延期で5年となった練習期間を経て、世界中が、ためていた力を吐き出しているかのようだ。

(校正 望月芳子)

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