関連カテゴリ: Tokyo 2020, デイレポート, トラック・フィールド, 国際大会, 夏季競技, 陸上 — 公開: 2021年9月3日 at 1:16 AM — 更新: 2021年9月4日 at 9:21 AM

女子走り幅跳びで世界新!両脚義足バネッサ・ローの跳躍。兎澤は4位、前川は5位

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 東京パラリンピック、陸上競技7日目の9月2日。この日、世界新記録をマークしたのは、女子走り幅跳び(T63)決勝に出場した両脚義足のバネッサ・ロー(T61/オーストラリア)。同種目に出場する選手の中で障害の重いクラスでありながら、最終跳躍で5m28をマークし、金メダルに輝いた。

女子走り幅跳び(T63)決勝に出場したバネッサ・ロー(T61/オーストラリア) 写真・中村”Manto”真人

「長い間会うことができなかった世界中のアスリートと一緒に戦えて、幸せな時間だった」とバネッサ。「走りやすいトラックのスタジアム。来日してからも競技に集中できる環境をつくってもらえたことが良かった。日本では雨よりも暑さを心配していたので、今日は涼しくてラッキーだった」と自身の跳躍を振り返った。世界新の要因は「勝つよりも、競技を誰よりも愛しているという気持ちで跳んだこと」と笑顔で話し、メンタルの強さも窺わせた。

 同種目に出場した兎澤朋美(T63/富士通)は4m39の4位。前川楓(T63/新日本住設)は4m23の5位で、3位エレナ・クラター(T63/スイス)が5m01であることから、世界の壁である“5m”を改めて感じさせた。

兎澤朋美(T63/富士通) 写真・中村”Manto”真人
前川楓(T63/新日本住設) 写真・中村”Manto”真人

 

女子400m(視覚障害T13)の予選3組に出場した佐々木真菜(東邦銀行)は58秒48で準決勝進出を決めた 写真・中村”Manto”真人

女子100m(視覚障害T12)の準決勝2組に出場した澤田優蘭(マッシュホールディングス)は12秒81の4着で決勝進出はならなかった 写真・中村”Manto”真人

(校正 望月芳子)

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