関連カテゴリ: AsianParaGames, イベント, セレモニー, フォトギャラリー, 夏季競技, 観衆 — 公開: 2014年10月19日 at 4:03 AM — 更新: 2021年8月19日 at 1:14 PM

仁川2014アジアパラ競技大会、開会式!

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民族衣装(チマチョゴリ)で早くから会場に集まり、さまざまな国旗を手に多くの選手へエールを贈る韓国の人々

10月18日、韓国・仁川の文鶴競技場(Munhak Sports Complex)でAPC(アジアパラリンピック委員会)主催「第11回アジアパラ競技大会」のオープニングセレモニーが行なわれた。大会のテーマは「Impossible Drives Us 〜何も阻むものはない〜」で、テーマを表現するパフォーマンスが華やかに演じられ、Kポップの人気シンガー・金泰佑(キム・テウ)が熱唱した。

41の国と地域から約4500人の選手が参加、全23競技で、24日まで7日間の熱戦が繰り広げられる。
日本選手団は、過去最大の285人が参加、実施される23競技のうち22競技に出場する。旗手は陸上・走り幅跳び、短距離などに出場する高桑早生(慶応義塾大学)、主将は車いすテニスの世界チャンピオン国枝慎吾(ユニクロ)が努める、アジア強豪国である。2020年のアジア地域の中では唯一3度目のパラリンピックを開催する。アジア地域の一員としてどのような競技ができるかが注目される。

日本選手団は、過去最大の285人が参加、実施される23競技のうち22競技に出場する
日本選手団は、過去最大の285人が参加、実施される23競技のうち22競技に出場する

華やかでイメージ・インパクトの大きい2012年ロンドンパラリンピック後、初のアジアでの総合大会で、「パラリンピックの開会式」と言っていいほど盛大なものだった。アジアパラ全体の予算799億ウォン(7500万ドル)のうち、60億ウォン(550万ドル)ほどが開会式・閉会式のために使われているそうだ。

アジアでのパラリンピック
この大会は、1975年、日本のパラリンピックの父といわれる大分にある社会福祉法人「太陽の家」の中村裕が提案した「フェスピック (Far East and South Pacific Games for the Disabled) 」が前身で、2006年マレーシア(クアラルンプール)大会まで続いた。当時まだまだ競技の機会が少なかったアジア、南太平洋の国々でも障がいのある人の競技大会を行ないたいと、アジア地域の状況にあわせた大会だった。
2008年北京パラリンピックより、正式にオリンピックと歩みをともにすることになり、地域セクションも変更され、現在、南太平洋地域はAPCの枠組みから外れている。大会そのものは、アジアパラ競技大会としては、前回の広州(中国)が初で2回目となるが「第11回」とされていて、フェスピックの歴史を継承する立場を表している。

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