関連カテゴリ: トライアスロン, 周辺事情, 国際大会, 地域, 埼玉, 夏季競技, 新着, 観客席から, 記者会見 — 公開: 2022年5月15日 at 10:48 PM — 更新: 2022年5月25日 at 10:48 AM

横浜パラトライアスロンでウクライナ人とウクライナ選手が交流!

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5月14日、横浜トライアスロンに出場したウクライナ選手団は横浜市・山中竹春市長を表敬訪問し渡航費支援のお礼を伝えた。同時にパラトライアスロンの応援に来ていた横浜在住の避難民を含むウクライナ人が選手たちを訪れ、母国の戦禍に苦しむ当事者どうしで交流することができた。

今年2月24日、ロシア軍によるウクライナ侵攻でロシアとウクライナの紛争状態が始まった。多くのウクライナ人は故郷を破壊され、身の危険にさらされるようになった。

中山市長に挨拶するウクライナ選手団
横浜市・山中竹春市長に表敬訪問し支援へ感謝の言葉をのべるガイドのローマン・ロエル 写真・内田和稔

「21世紀にこのような戦争が起きるということ自体がまず本当に考えられないことです。自分の国に帰ると、まあ、帰ってしまえば、ロシアと闘わなければならないというシチュエーションにいます。非常にむごい、恐ろしいことだ」とアナトリー・バルフォロミエフ(PTVI-M)は通訳を介して記者たちに訴えた。

ミックスゾーンで記者に囲まれ長いインタビューに応じるアスリート
競技後のミックスゾーンで多くの日本メディアに囲まれたウクライナ PTVIのアナトリー・バルフォロミエフ(左)とガイドのローマン・コロル(右) 写真・秋冨哲生

国際社会のウクライナ人への共感により、スポーツ界ではロシア選手の大会参加が禁じられている。一方、ウクライナ選手に対してはトレーニングや大会参加が続くよう支援金なども集まってきている。

バイクパート、海岸通り
バイクパートを走る、PTVIのアナトリー・バルフォロミエフ(後ろ)とガイドのローマン・コロル(前) 写真・内田和稔

ウクライナ南部のオデーサ市と姉妹都市の交流がある横浜市は、トライアスロン「パラエリート」にウクライナからの3人の選手と2人のガイドの渡航費を支援した。PTVI-Wのガイドが入国時の検疫で陽性となり横浜入りできず、オレクシーク・ヴィタ(B2)は出場できなかった。
片腕欠損のアリサ・コルパクチ(PTS5-W)が銀メダル、全盲のアナトリー・バルフォロミエフ(PTVI-M)とガイドのローマン・コロルが4位となった。二人は昨年東京パラリンピックに出場、横浜大会はバルフォロミエフは3回目、コルパクチ2回目の出場だった。

銀メダルの表彰式
銀メダル表彰式でのアリサ・コルパクチ(UKR/ PTS5-W) 写真・秋冨哲生

「雨はそれほど問題ではなく、気温が暑くなりすぎなかったことはよかった。良いレースができた」と、支援への感謝を述べた。

アナトリー選手
ウクライナ侵攻の日は国外のホテルにいたという全盲のアナトリー・バルフォロミエフ(PTVI-M)

「実際に攻撃が始まった日はウクライナにおらずホテルで過ごしていた。一番の心配は家族のことで、帰国し家族を守りたいと思ったが、国外でボランティアチームを立ち上げてお金を集め防弾チョッキを調達して送るという活動をしたいと考え直しました。トレーニングして、できるだけ大会にも出ていこうと思いました
」とバルフォロミエフはガイドのコロルの通訳で語った。

横浜在住のウクライナ市民と集合写真
トライアスロンを応援にきたウクライナ人と交流したウクライナ選手団、横浜市山中竹春市長、大会関係者ら集合写真

ウクライナ選手団による山中市長表敬訪問の機会に、応援にきていた横浜の避難民を含むウクライナ人たちが選手を訪れ、母国の戦禍に苦しむ当事者どうしで交流することができた。

Tシャツのプレゼント
山中市長を訪問したウクライナ選手団は自作Tシャツ「STOP WAR=戦争をやめよう」を着用してアピール。山中市長には別デザインのウクライナ語で「こんにちは、ウクライナから来ました!」を配したTシャツをプレゼントした 写真・内田和稔
応援にきた横浜のウクライナ人たち
パラトライアスロンの応援にきたウクライナ人たち 写真・内田和稔

(写真・内田和稔、秋冨哲生 取材協力・真下やよい、地主光太郎)

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