関連カテゴリ: 国内大会, 地域, 夏季競技, 東京, 観客席から, 観戦レポート, 車いすラグビー, 重度障害, 障害 — 公開: 2022年12月31日 at 4:18 PM — 更新: 2023年1月22日 at 11:36 PM

車いすラグビー日本選手権開幕間近!注目の若手を紹介

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年明けに開催される車いすラグビーの日本選手権で、注目の若手、草場龍治が登場する。主力陣からも「世界の1.0」と期待が高まる草場とは

2023年1月20日~22日にかけて、「第24回車いすラグビー日本選手権」が千葉ポートアリーナで開催される。予選を勝ち抜いた国内8チームが出場し、日本一を争う。

選手たちは日ごろ所属するチームで力を出し切るだけでなく、若い選手にとっては将来の日本代表を目指すためにアピールする機会にもなる。

11月のSHIBUYA CUPでの草場龍治(FUKUOKA Dandelion/1.0) 写真・秋冨哲生

今大会注目は、福岡のチーム「Fukuoka DANDELION」に所属する21歳の草場龍治。2歳のころに発症したシャルコー・マリー・トゥース病が進行し、6年前から車いす生活となった。

5年前に福岡で行われた車いすラグビーの試合を生で観戦し、「車いす同士がぶつかっていて、迫力がすごい。障害の重い選手が障害の軽い選手を止めるプレーを見て、自分もできるんじゃないかと思った」。車いすツインバスケットボールの選手としてプレーしていたが、2年前に正式に車いすラグビーを開始した。

大会期間中に持ち点が1.0に変更。スピードのある草場がこのままの持ち点でいけば、海外勢にとっても脅威になるに違いない 写真・秋冨哲生

2022年11月19日・20日に行われた「SHIBUYA CUP」(国立代々木競技場第二体育館)では、若手中心の日本代表チームが組まれ、草場は初めて国際大会に出場。さらに、期間中に持ち点が1.5から1.0に変更にもなり、大会では注目を浴びた。まだ持ち点にパーマネント(今後の確定)はかかっていないが、東京パラリンピックのメンバーも「世界の1.0になる可能性は十分にある」と舌を巻いていた。

持ち味はローポインターとは思えないスピード。縦横無尽にコートを駆け回り、オーストラリア代表に対する勝利に大きく貢献していた。

初の国際大会でアピール十分の草場 写真・秋冨哲生

「緊張はしなかった。みんなでやろうと決めたことをやろうとコートに立った」と冷静に振り返るインタビューも貫禄十分。

目指すはパリの代表入り。日本選手権での躍動にも注目だ。

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