関連カテゴリ: サッカー, ブラインドサッカー, ブラインドスポーツ, 仙台, 国内大会, 夏季競技, 新着, 観戦レポート — 公開: 2023年9月18日 at 7:02 AM — 更新: 2023年9月20日 at 1:58 AM

コルジャ仙台ブラインドサッカークラブが連勝で北日本リーグ2023 in 仙台を制す

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コルジャ仙台プラインドサッカークラブが、2連勝で優勝。初参加のガルハ青森はフィールドプレーヤー4名とGK、5名の選手でなんとか2試合無事に戦い切った。選手集めに有効手段はあるのか?

合計6点を決めたコルジャ仙台ブランインドサッカークラブ 齋藤陽翔(背番号11) 筆者撮影

 9月17日、北日本リーグ2023がコルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(以下仙台)、ナマーラ北海度(以下北海道)、ガルハ青森(以下青森)が参加して仙台市、仙台白百合学園小学校グランドにて開催された。参加した3チームが総当たりで戦う。青森は公式戦初参加だ。

 第1試合は仙台対北海道。北海道はフィルドプレーヤー全員が視覚障害者でチームを構成。第1ピリオド9分、北海道が5ファールで得た第2ペナルティキックを戸谷隆之介(背番号9)が決めて先行したが、仙台の晴眼プレーヤー 佐藤翔(背番号7)がすぐさま1点を取り返し同点。第2ピリオド6分に佐藤がさらに1点、同11分には齋藤陽翔(背番号11)が1人でドリブルで持ち上がり、GKエリア右外から、ファーサイドにシュートを決め3−1に。北海道は、戸谷が再三ドリブルで持ち込み惜しいシュートもあったが、得点できずそのまま試合が終了。仙台が勝利した。北海道の高橋祥平監督は「出だしは思う通りの展開ができた。後半もやりたいことを共有してプレーしたが、体力的にもきついところがあった」と語った。

第1試合でPKを、第2試合では7点を決めたナマーラ北海道 戸谷隆之介(中央)のシュート 筆者撮影

 第2試合の北海道対青森は9対0で北海道が勝利。第3試合の青森対仙台は0−10で仙台が勝利した。その結果、1位が仙台、2位が北海道、初参加の青森は3位に終わった。

第1試合で2点、第3試合で3点を決めたコルジャ仙台ブラインドサッカークラブ 佐藤翔 筆者撮影

 青森にとってはほろ苦い公式戦デビューだった。GK含めて5名の選手登録で交代要員はなし。キャプテンの上田真也(背番号7)とGKの對馬賢治(背番号1)は「まずは2試合やり切ったことが一つの達成」と振り返る。「青森市を中心に活動。練習は青森市の小学校の体育館で月1度、参加は5,6名ほど。チーム内で練習試合もできず、5人で戦う試合は今回がほぼ初めて」。「人数を増やすことが課題。体験会は新たなチーム参加者には繋がらず、職場の繋がりなどがたより。青森県の障害者の数も少なく、高校を卒業すると県外の筑波技術大学など外部に流出してしまうという土地の事情もある。」とチーム事情を語った。

初公式戦を終えたガルハ青森のメンバー 筆者撮影

 その選手集めに「SNSが有効」と語るのは、北海道の高橋監督。盲学校を中心に立ち上がったチームということもあるが、所属する選手15名全員が視覚障害者。SNSやメディアを通じての広報活動で集まったそうだ。北海道は昨年9月コンサドーレ札幌と協定を結び、コンサドーレの試合会場を含む様々な場所で体験会を共同開催しているがそこからチームにに参加した人はまだいないそうだ。この辺りも青森のヒントにならないだろうか。

 去年一昨年と、アクサブレイカップブラインドサッカー日本選手権でベスト4に残っていた仙台は今年の参加を見送ることになった。チーム事情のためとのことだが、代表の浦澤真人は、「この大会と10月1日新潟で開催される中日本リーグでしっかり勝って、仙台の力を示したい」と力強く語った。

地元 仙台を讃える観客。 筆者撮影

 次の地域リーグは、10月1日新潟聖籠スポーツセンターFピッチにて中日本リーグ2023 in 新潟が新潟フェニックスファイヤーズ、コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ、松本山雅B.F.C、ツエーゲン金沢BFCを迎えて開催される。観戦は無料だ。お近くの方はぜひ足を運んで選手を応援してほしい。

(校正・中村和彦、佐々木延江)

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