静かなる熱戦は、世界の頂点が決まった。女子はインドが圧勝、男子はドイツが栄冠に輝いた。

女子個人戦では、予想通りインドのディクシャ・ダガー(DAGAR Diksha;IND)が、トータル(-11)という圧倒的なスコアで金メダルを獲得した。2位のフランス、マルゴー・ブレジョ(BREJO Margaux ;FRA)(+3)に大差をつける見事な勝利だ。

男子個人戦もまた、ドイツのアレン・ジョン(JOHN Allen ; GER)がトータル(-11)で優勝 。2位のケビン・ホール(Hall Kevin ; USA)の(-2)を抑え、安定した強さを見せつけた 。
日本代表、地元の意地を見せる
サインエールを受け、日本代表選手も奮闘した。
女子では、辻結名が(+27)で7位タイ入賞を果たした 。また、中島梨栄は(+47)で15位という結果だった 。
男子では、前島博之(+11)で7位入賞と健闘した 。渕暢之(+33)で20位、袖山哲朗は(+35)で23位タイで大会を終えた 。














選手たちを苦しめた重い海風と、硬く速いグリーン
海風が重く吹き、グリーンは硬く速い大会仕様に仕上げられていた。ボールが止まりにくく、スピン量の精密なコントロールが求められる難条件である。
一般コースとは性質が異なるため、アプローチのわずかな差が結果に直結した。
今大会でプロ経験者が上位に入ったのは、硬いグリーンでも強いスピンでボールを制御する高度なショット技術を備えていたためである。



団体戦へ。団結が導く勝利の道「みどころ」は
いよいよ、最終日(11月21日)男女混合団体戦が行われる。日本からは前島・辻ペア、渕・中島ペアの2組が出場する。団体戦はフォアサム形式で行われる。フォアサムは2人1組のペアが、一つのボールを交互に打ち、対戦相手のペアと競う競技だ。フォアサムの難しさは、プレーヤーの技術だけでなく、高いレベルのチームワークと高度な戦略が要求されることだ。日本の高い団結力で難関コースの洗礼に挑む。
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(校正・佐々木延江)






