杭州アジアパラ競技大会では開幕を待たず、バドミントン、車いすバスケットボール、ローンボウルス、ボッチャなどのいくつかの競技が始まった。
10月21日午後、ボッチャでは、BC3のクラスに日本から男女2名が出場し、元・電動車椅子サッカープレーヤーの有田正行(兵庫県・電通デジタル)がインドの選手に7-4で勝利し好調なスタートを切った。
有田は17日に入村、落ち着いて試合の準備ができたようだ。
対戦相手のインドのCHAMARIA Sachin(1990年生まれ)は2年前に対戦し有田が勝っている。
それぞれ得意なポジションから攻め合い、4-4の同点で迎えた第4エンドの終盤で有田が残る3球を連続して加点し勝利した。
試合後のミックスゾーンでつぎのように話していた。
ーこの試合、いかがでしたか?
「この大会を目指して日々トレーニングをしてきて、初戦でしっかりと結果をだせたので、これで勢いに乗っていけるんじゃないかなと思っています。(アシスタントの)妻も元気で、2人ともいい調子で臨めました。自分のエンドをしっかりとキープできたことは自分にとって合格点かと思ってます」
ー湿度が高いと、ボールの転がる距離は短くなりますか?
「そうです。かなり短くなります。あと方向も変わってきてしまうので、しっかりとそこを調整していきます」
ーインドの選手はどうでしたか?
「2021年ドバイでの大会で一度対戦していますが、その時よりすごくうまくなっていた。いい選手だと思います」
ーこのあとはどう対戦しますか?
「今日は失点が多かったこと、それはすごくマイナスなので、その面をしっかりと修正して、明後日以降の試合につなげていきたいと思います」
(編集協力・中村和彦、そうとめよしえ)