関連カテゴリ: KOBE 2024 WPA, WPA, トラック・フィールド, 今日の注目記事, 兵庫, 切断者, 夏季競技, 新着, 義足アスリート, 陸上 — 公開: 2024年5月31日 at 2:57 PM — 更新: 2024年5月31日 at 2:57 PM

「100mでも速いことを証明した」男子100m T64、レオン・シェーファーが走り幅跳びと二冠に。

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走り幅飛びT63で競いあったヨエル・デ ヨング(NED)とレオン・シェーファー(GER)が100mでも再び激突。パリ2023パラ陸上世界選手権では苦杯を舐めたシェーファーがデ ヨングを抑えて2つ目の金を獲得した。

決勝レースでフィニッシュするシェーファー(4レーン) 写真・中村 Manto 真人

神戸2024パラ陸上世界選手権・最終日(5月25日)。男子100mT63(義足・下腿切断)は、世界記録保持者でTokyo2020の銀メダリスト、Vinicius GONCALVES RODORIGUES(BRA)、同じく銅のレオン・シェーファー(GER)、パリ2023パラ陸上世界選手権の金メダリスト デ ヨング(NED)と実力者が揃うレースとなった。デ ヨングとシェーファーは大会3日目の走り幅跳びT63でも1、2位を争っている。

 このTokyo2020で活躍したシェーファーとパリに向けて力をつけているデ ヨングの対決は、後半伸ばしたシェーファーが12.03の大会記録で優勝。2位にはPuseletso Michael MABOTEMABOTE(ZAF)が入り、デ ヨングは3位に終わった。

国旗をまとい喜びを爆発させるシェーファー 写真・中村 Manto 真人

 金メダルを獲得したシェーファーは開口一番「とても満足だ。ほっとしたよ。以前、みんなが自分のことを走り幅跳びの選手と言っていたけど、『僕はスプリンターでもある』それを金メダルで証明できた」と喜びを語った。

予選でのデ ヨングの走り 写真・秋冨哲生

 銅メダルに終わったデ ヨングは「三週間前に怪我をし、スターティングブロックについたのは怪我以来初めて。結果には納得している」と語った。パリパラリンピックの出場は内定済みで、パリに向かって成長途上。「怪我がなければもう少し早く走りたかった」と冷静に語るが心中はどうだろう。

 パリでは「100mと幅跳びで金を獲る」と宣言する両者。「追いかけられるのは好きだ。得たものを守るためになんでもする」と語るシェーファーが神戸の再現を果たすのか、万全の準備でデ ヨングが有言実行するのか。それとも、今回、存在感をあげたMABOTEが割り込むのか、4位に終わったGONVALVESが巻き返すのか、Daniel Wagner(DEN)等今回参加していない選手が踊り出るのかパリのレースが非常に楽しみだ。

左からMABOTE(銅)、シェーファー(金)、デ ヨング(銀)写真・秋冨哲生

(校正・佐々木延江、そうとめよしえ)

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