公開: 2025年11月20日 at 3時07分 — 更新: 2025年11月21日 at 10時28分

【陸上】男子400mの山田真樹、日本勢の金メダル第1号!「これまでにない走りができた」

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陸上競技3日目、駒沢オリンピック公園 陸上競技場で行われた男子400mで山田真樹が金メダルを獲得。今大会で日本勢初の金メダルとなった。

自己ベストを更新し、金メダルを獲得した山田真樹。写真・秋冨哲生

東京2025デフリンピックの陸上競技が19日、駒沢オリンピック公園 陸上競技場で行われ、男子400mの山田真樹(ぴあ)が47秒61で金メダルを獲得した。

スタートの瞬間。写真・秋冨哲生

自身が持つデフ日本記録を0秒21更新した山田。「国際大会は前の人についていくレースが多かったが、今日は先頭に立った。残り150mはもう力を出し切るぞと思って逃げ切った。これまでにない走りができた」と自己ベストを振り返った。

最後まで先頭を譲らないレース展開だった。写真・秋冨哲生
表彰式で笑顔を浮かべる山田。写真・秋冨哲生
山田の次戦は21日に予選が行われる男子200m。このほかリレー競技として4×100mと4×400mにも出場する予定。写真・秋冨哲生
男子400m決勝に出場した日本勢。左から、足立祥史、山田真樹、村田悠祐。写真・秋冨哲生
男子400mで5位入賞の村田悠祐(仙台大学)。49秒27で自己ベストを更新。「世界一を決める舞台で走ることができて幸せ。次の400mハードルでも力を出し切りたい」と意気込んだ。写真・秋冨哲生
男子400mで8位の足立祥史(松江ろう学校)。ろう学校の教諭でもある足立は「生徒にも(レースを)見てもらえるなんて幸せ。子ども達には、世界レベルの選手を見て“手話はグローバルな言語なんだよ”ということを知ってもらえたら」と話した。写真・秋冨哲生
女子砲丸投で6位入賞の境橋真優(豊田自動織機)。「健常の大会にも出ていたが、今回は東京でデフリンピックが開催されるということで、聞こえない人や、家族や友人がたくさん応援に来てくれた。応援がパワーになって、安心感を持って投げることができた」と初めてのデフリンピックを振り返る。写真・秋冨哲生

19日、日本勢の結果はご覧の通り。

【男子110mハードル 予選】髙田裕士 失格
【女子砲丸投 決勝】境橋真優 12m80 6位入賞
【男子三段跳 決勝】中西椋 14m20 4位入賞
【男子400m 決勝】山田真樹 47.61 金メダル/村田悠祐 49.27 5位入賞/足立祥史 50.18 8位
【女子1500m 決勝】岡田海緒 4:50.20 8位入賞/中村美月 4:57.74 12位
【男子1500m 決勝】樋口光盛 4:02.05 5位入賞/齋藤丞 4:20.43 11位

(写真取材・秋冨哲生、校正・佐々木延江)

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