公開: 2025年11月28日 at 11時37分 — 更新: 2025年11月29日 at 0時18分

【サッカー・最終日】女子決勝アメリカが大会5連覇。日本は銀メダルを獲得

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デフリンピック最終日・女子サッカー決勝は日本vsアメリカ0-4でアメリカが優勝。台北大会から5大会連続の王者が決定、日本は初めての表彰台で銀メダルを獲得した。

11月25日Jビレッジスタジアム(福島県双葉郡楢葉町)で高円宮妃久子様ご臨席の元、サッカー女子決勝戦が行われ、台北(2009年)からの王者・アメリカと日本代表が対戦した。
30分アメリカが4番HUNTER Hollynnのゴールで先制。日本は追いつこうとするが、アメリカ1点リードで前半を終える。
後半早い時間に追いつきたい日本だったが、48分に10番SPREEMAN Emilyが追加点を決める。ますは1点を奪いたい日本は再三アメリカゴールを目指すが、64分、74分と2点を追加され0-4でアメリカに敗れた。
日本は初めての表彰台で銀メダルを手に大会を終えた。

決勝の相手は絶対女王のアメリカ代表。予選リーグ初戦で敗れた日本代表は再戦の機会に全力を尽くす。
先に得点が欲しい日本だが、アメリカの守備は固い。
ボールを刈り取る2番石岡洸菜。右腕には「世界一サッカーを楽しめ‼」
30分アメリカが左サイドからのクロスを4番HUNTER Hollynnが飛び込んで先制点を決めた。
先制点を喜ぶアメリカの応援団
ゴールを守る12番國島佳純。
相手の足を止める3番久住呂 文華。その短い間に守備に戻る選手たち。
6番阿部菜摘のミドルシュート。
センターラインから前線にボールを送る3番久住呂文華。
ゲームキャプテン10番髙木桜花を中心に最後までゴールを狙う日本代表選手たち。
優勝を喜ぶアメリカ代表。
応援席に挨拶をする日本代表。
銀メダルと「ゆりーと」手に。
優勝したアメリカ代表。
3位イギリス代表
応援席へ準優勝の報告する日本代表

山本典城女子日本代表監督のコメント

「絶対王者のアメリカに対し、選手たちは出せるすべてを出しきり、最後まで戦ってくれました。それでもアメリカは強かった。
これから日本が世界のトップに立つためには、様々な部分でこれまでの基準を一つも二つも上げた日々を過ごしていく必要があります。
これまでの沢山の方々の情熱と努力の積み重ね、そして今いる自分たちの積み重ねがデフリンピック初のメダル獲得という歴史を作れたことには誇りをもって、また明日から前に進んでいきたいと思います」

伊東美和キャプテンのコメント

「デフリンピックで優勝する為に取り組んで来ましたが、まだまだ足りないものが多いと痛感しました。やはり、世界一の壁は高かったです。キャプテンを任せていただき、至らない点ばかりでしたが、選手、スタッフの方々にたくさん助けてもらい、感謝しかありません。このメンバーで戦えたことを嬉しく、誇りに思います。このメンバーだったからこそ、たくさんの困難を乗り越えここまで来ることが出来たと思います。
デフリンピックは準優勝という結果で閉幕しましたが、デフサッカー女子日本代表の活動はこれからも進み続けます」

GRIFFIN Amyアメリカ女子総監督のコメント

全体の感想;「(デフリンピック女子サッカーは)大会全体としてレベルが大きく向上しており、今日の決勝も非常にタフな試合でした。スコアだけでは、実際の難しさや激しさを十分に表していないと思う。日本チームは強いハートと技術にあふれたチームで、このような相手と試合ができることを、私たちは本当に嬉しく思う。日本の女子デフサッカーが今後1年、2年でどこまで成長するのか、私には想像もつかない。世界的にこの競技の成長を大事にしてきたが、日本はその取り組みを真剣に進めている国のひとつだと思います。できることなら、もっと頻繁に日本と試合をしたいと思う。本当に素晴らしいゲームだった」

決勝戦のゲームプランについて;「日本のチームはどの場面でも非常に技術が高く、ボール扱いも優れている。そのため、私たちの基本方針は、可能な限りボールを保持し、得点の好機をじっくり待つことだった。それは日本も同じだったと思う。互いにボールを大切にし、攻撃の機会を探る戦いであった。私たちは常に、自分たちが得意とするスタイルを貫き、強みを発揮し、弱点を隠しながら勝機をつかむ。それが今日のゲームプランでもありました」

日本の選手について;「素晴らしい選手がたくさんいます。特に6番の選手(阿部 菜摘)です。彼女にボールを渡さないでください。彼女は本当に素晴らしい選手で、巧みなボールさばきで切り込み、弱点を見つけて、簡単に私たちの背後に回り込みます。3番(久住呂 文華)も、またスキルの高い選手です。そして10番(髙木 桜花)も、また良い選手です。彼らには、私たちが間違いなく獲得したいと思う特別な選手が何人かいます」

(校正・佐々木延江)

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