公開: 2026年10月25日 at 20時44分 — 更新: 2026年10月25日 at 20時44分

【アーチェリー】点数が伸びる喜び、工夫する楽しさ――篠原彩が伝える競技の魅力

知り・知らせるポイントを100文字で

パラアーチェリー女子コンパウンド個人で4位となった篠原彩。強風に苦労した試合を振り返り、国内開催ならではの周囲の心配りに感謝した。点数が伸びる喜びや道具を工夫する楽しさを伝え、気軽に競技を始めてほしいと呼びかけた。

10月22日、愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会のパラアーチェリー女子コンパウンド個人3位決定戦が、岡崎中央総合公園多目的広場で行われた。篠原彩(しのはら・あや/大分トヨタ自動車)は、XU Xueqing(シュー・シュエチン/中国)に111―142で敗れ、4位となった。試合後、強風の中での競技を振り返るとともに、国内開催への感謝やアーチェリーの楽しさを語った。

審判に声をかけられ、顔を向ける篠原彩 写真・田中勝吾

篠原が苦労したのは、練習の時から吹いていた強い風への対応だった。事前の練習期間を含め、会場で過ごした日々の中でも、この日は特に風が強かったという。風に合わせてサイト(照準器)を調整することが難しく、緊張も重なって、矢の当たる位置がばらついたと振り返った。

「練習の時からなかなかそれに合わせるのに苦慮した感じがあります」

風への対応が求められた一方、大会を通じて競技に集中できる環境を支えていたのは、日本での開催ならではの安心感だった。日本語が通じることに加え、会場で接する人たちの心配りや配慮を感じたという。

「競技にも集中できましたし、心地よく過ごさせていただいているので、とてもありがたい環境で、快適に競技に参加をさせていただけたと思います」

日の丸を掲げ、スタンドから声援を送る人たち 写真・田中勝吾

パラアーチェリーの魅力について尋ねると、篠原は、さまざまな障害のある選手が、それぞれに工夫を重ねながら競技に取り組んでいることを挙げた。

「本当にいろんな障害の方がいろんな工夫をしてアーチェリーに臨まれています」

また、自分の今の状態が点数としてはっきり表れることも、競技の魅力だという。

「点数が伸びると嬉しいっていうのもすごく実感できるスポーツだと思います」

現在43歳の篠原。年齢や性別を問わず取り組めるスポーツとして、篠原は「気軽に始めてみて」と呼びかけた。点数が上がっていくことや、自分に合うように道具を工夫すること。競技に取り組む中で、それぞれの楽しさを見つけてほしいという思いを伝えた。

手元に目を向け、次の一射に備える篠原彩 写真・田中勝吾

篠原は、10月30日から11月1日に東京・夢の島公園アーチェリー場で開かれる第68回全日本ターゲットアーチェリー選手権大会にも出場を予定している。篠原の表情は爽やかで、すでに次の大会へと気持ちを切り替えているように見えた。

【参考】
大会公式リザルト 女子コンパウンド個人3位決定戦

https://results.apg2026.org/#/discipline/ARC/results/W.INDIVIDC99030—–.FNL-.000200–

 

3位決定戦・最終順位を含む(Ianseo・PDF)
https://www.ianseo.net/TourData/2026/30644/IBPCW.pdf

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