アルペンスキー, 冬季競技 — 2016年3月3日 at 5:05 PM

INASノルディック-アルペンスキー世界選手権大会

ジャイアントスラロームのメダリスト3名

ジャイアントスラロームのメダリスト3名

ID(知的障害)アルペン日本代表チームが、3月1日より、ザコパネ(ポーランド)で開催されている「INASノルディック-アルペンスキー世界選手権大会」に参戦している。ここまでに行なわれた2種目(スラローム、ジャイアントスラローム)の報告をまとめてお送りする。

【3月1日 スラローム(回転)】

スラローム表彰式

スラローム表彰式

朝から小雪がちらつき、雪面状況は春スキーを思わせるような湿雪だった。その中で選手たちは、懸命にレースに取り組んた。
日本から出場した選手の成績結果は以下のとおり。

男子
 2位 田川聡史
 3位 木村嘉秀
 5位 木附雄祐
 6位 五味逸太郎
 7位 津田幸祐
 9位 阿部憲太郎
 失格 平野井渉
女子
 5位 弓削まり子
 失格 松本馨代

田川選手のコメント
「自分の滑りができなくて悔しい。春のような雪質に神経質になってしまった。明日は1本目から全力でいきたい」

木村選手のコメント
「優勝をねらっていたので、悔しい。気持ちを切り替えて、明日はベストの滑りをしたい」

猪狩ヘッドコーチのコメント
「大会初日は、雨から変わった湿った雪が数センチコースに降り積もった状況の中で回転競技が行われました。日本チームは、田川、松本の男女両ベテラン選手が一本目からトップ争いをするなか、男子は木村、木附の若手選手が食らいつく形となりました。結果としては、難しい雪面状況を攻略した選手が上位入賞を決めることとなりました。明日もレースは続きます。気持ちを切り替え上位を目指してほしいと思います」

【3月2日 ジャイアントスラローム(大回転)】

男女とも金メダルを獲得。そして男子では、日本チームとして初めての1、2フィニッシュを飾りました! まさにJapan Dayでした。

男子
 1位 田川聡史
 2位 木村嘉秀
 5位 平野井渉
 7位 木附雄祐
 8位 五味逸太郎
 11位 津田幸祐
 12位 阿部憲太郎
女子
 1位 松本馨代
 8位 弓削まり子

1位になった松本選手のコメント
「1本目から気合を入れろ!とコーチに言われ、スピードを落とさないように、板を下に向けることを心がけて滑りました。昨日のことがあったので(旗門不通過)、1位になることができてすごく嬉しいです。明後日は得意なSGなので、今日よりもスピードを出してかっとびたいです」

1位になった田川選手のコメント
「昨日の失敗を繰り返さないように心がけて滑りました。ラップタイムで優勝を取りたいと思いながら1本目から滑りました。思った滑りができなかったけれど、2本目前のアップでリラックスしながら集中したことで緊張がとけ、いい滑りができ良かった。SGは、よりよい滑りができるように準備をして、優勝できるようにしたいです」

2位になった木村選手のコメント

「0.2秒の差で2位は悔しいです。昨日のSLが銅、今日のGSが銀なので、明後日のSGは金を狙います。とにかく、気持ちを切り替えてがんばります」

猪狩ヘッドコーチのコメント
「昨晩から雪が数センチ降り、朝も久しぶりに気持ちが引き締まるくらいの冷え込みを感じました。そんな中での大回転競技で日本選手がやってくれました。女子は、松本選手が2位と3秒差を付け、見事1位。男子は、田川選手が1位。続いて、木村選手が2位と日本チームとして初のワンツーフィニッシュという快挙を納めることができました。選手、コーチの気分もさらに高まってきました。スーパー大回転もこの調子で戦っていきたいと思います」

記事および写真=日本障害者スキー連盟