関連カテゴリ: Tokyo 2020, ブラインドサッカー, ブラインドスポーツ, 取材者の視点 — 公開: 2019年6月4日 at 6:01 PM — 更新: 2019年8月7日 at 11:51 AM

free bird mejirodaiが初の決勝戦へ進出。第18回 アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権 予選ラウンド1東京

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初めての決勝進出を決めて喜ぶfree bird mejirodaiの選手たち
初めての決勝進出を決めて喜ぶfree bird mejirodaiの選手たち

6月1,2日に日本ブラインドサッカー協会主催の「第18回 アクサ ブレイブカップ ブラサカ日本選手権」予選ラウンド1と準決勝が東京都港区立港南小学校・中学校グラウンドを舞台に行われた。

今年は予選に22チームが参加。6月1日(土),2日(日)に開催された予選ラウンド1には10チーム。6月8日(土),9日(日)に福島県福島市の十六沼公園サッカー場で開催する予選ラウンド2福島には12チームが参加する。
FAINALラウンドは7月7日(日)にアミノバイタルフィールドで決勝戦、3位決定戦が行われる。

準決勝は昨年の日本選手権準優勝のたまハッサーズを得失点差2という僅差で抑えたAグルーブ首位になったbuen cambio yokohamaとBグルーブを無失点全勝で勝ち上がった堅守のfree bird mejirodaiが対戦。

試合開始早々からbuen cambio yokohamaは7FP齋藤悠希、11FP落合啓士、16FP和田一文を中心に積極的にゴールを狙う。前半7分16FP和田一文が先制点を決めて、buen cambio yokohamaが1点リードのまま前半を終えた。

前半7分先制のゴールを決めるbuen cambio yokohama 16FP和田一文
前半7分先制のゴールを決めるbuen cambio yokohama 16FP和田一文

今大会初めて失点したfree bird mejirodaiはその後は守備を立て直し、5FP永盛楓人、12FP吉備津蒼太らが体の大きい相手に対して体を張った守備で追加点を許さなかった。後半11分エース11FP鳥居健人がディフェンス2人をかわして同点のゴールを決めた。さらに13分には左サイドからドリブルで上がった11FP鳥居健人がGKとの1対1を制し決勝点をゴールに叩き込んで初の決勝進出を決めた。

後半13分勝ち越しゴールを決めたfree bird mejirodai11FP鳥居健人
後半13分勝ち越しゴールを決めたfree bird mejirodai11FP鳥居健人

試合後のコメント

buen cambio yokohama 7FP 齋藤悠希

buen cambio yokohama 7FP齋藤悠希
buen cambio yokohama 7FP齋藤悠希

-試合を振り返って

「この大会を通じていろいろな選手が成長して準決勝に臨めたのは良かったと思います。前半先制出来たが、ハーフタイムでチームとして集中が途切れてしまうことがあり、バランスが崩れたところで失点してしまったところが反省点です。」

-3位決定戦に向けて

「相手は来週きまるのですが、どんな相手が来てもチーム全員、サポーターも含めて全員で一丸となって絶対に3位になりたいと思っています。」

buen cambio yokohama 監督 渡部和歩

-試合を振り返って

「元から相手の方が運動量的にはあるのは分かっていたので、その中でどう戦うのかを考えていましたが、運動量が落ちた後半にやられてしまいました。」

-3位決定戦に向けて

「試合の立ち上がりは自分たちのペースで初戦から出来ていたのでそれを継続していきたい。」

free bird mejirodai 11FP 鳥居健人

free bird mejirodai 11FP 鳥居健人
free bird mejirodai 11FP 鳥居健人

-試合を振り返って

「いままでの試合、大会を振り返ってみても、全員が一番いい準備をして臨めたのでこういう結果になったと思っています。うちのチームは平均身長が低いので体格的に押し込まれるだろうと予想していました。うちは若い世代が多いので前半は持ちこたえて、後半しっかりギアを上げてうちのチームの雰囲気に取り込んでいおうと話をしていました。チームの中で同じ方向性があったので、切り替えた時にチーム全員で矢印を同じ方向にグッと向けることが出来たと思います。」

-決勝戦に向けて

「目指して来たところですが、初めてということでおそらく舞い上がってしまうと予測しています。その舞い上がりをいかに抑えて、いつも通りにうちらがやってきたことを決勝でも、しっかり冷静に自分たちのやれることをやろうということをチーム全体で共有しようと思います。」

free bird mejirodai 監督 山本夏幹

-試合を振り返って

「選手がぶっ倒れるまで頑張ってくれて、最後にエースがああいう形で決めてくれました。目指していた決勝に向けて準備をしたいと思います。いままでは鳥居だけで試合に勝ったことが多かったですけど、今大会では若い園部、吉備津、丹羽が点を取ってくれました。福岡との試合では園部が決めた2点だけで勝った初めてのゲームなので喜びが大きいです。」

-決勝戦に向けて

「まずもって我々のチームをサポートして頂いている筑波大学や日本大学のチームの皆さん。そして、この大会を運営してくださるブラインドサッカー協会のスタッフに感謝して戦っています。結果がどうかではなく僕らはそういうの方々に支えられてプレーをしています。そういう方々の想いを体現でき、その上で優勝が出来ればなお嬉しいと思います。」

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