ロンドンで開催中の「London 2019 World Para Swimming Allianz Championships(パラ水泳世界選手権)」は4日目の12日、予選に出場した日本選手3人が全て決勝進出を決めた。
男子200m個人メドレーSM11予選、富田が2位!木村は3位
ロンドン・リオパラリンピックの計4種目で合計6個のメダルを獲得している日本のエース、木村敬一(東京ガス)は2分32秒62で3位通過。「予選は2分32秒台前後を狙っていた。最初の100mバタフライでもう少し前に行きたかったので、決勝ではしっかりバラフライと自由形のスピードを上げて表彰台に立ちたい」と余裕を残した表情だった。
木村のライバル、富田宇宙(日本体育大学大学院)は予選2組で出場し、2分29秒33で全体の2位通過。「(木村などが泳いだ)予選1組がみんな速かったのではりきったら、はりきりすぎて思った以上に自分のタイムが速かったです。木村君のベストはもっと速いので、決勝ではしっかりくらいついて自己ベストを出したい」と笑顔だった。
女子100m平泳ぎSB13、辻内は後半で追い上げを見せる
きのうの100m自由形で4位と大健闘だった辻内彩野(三菱商事)は、先ほど行われた100m平泳ぎSB13の予選に出場。1分21秒84の4位通過で決勝進出を決めた。前半50mを9人中7位で折り返してからの強さを見せた。
「プルとキックがうまくハマらなかったが、ターンが得意なので後半に追い上げることができた。1ストローク1キックは外国人選手に比べてしっかりやれているし、昨日までの自由形よりは余力も残っているので、決勝ではタイムを上げていきたい」と意気込みを口にした。
4日目のきょうも現地時間18時から決勝が行われる。また、知的障害クラスの4×100mリレーも行われ、北野安美紗(S14/ルネサンス登美ヶ丘)や芹澤美希香(S14/宮前ドルフィン)などが出場する予定だ。
<参考>
公式情報(IPCスイミング)
https://www.paralympic.org/london-2019
(校正・佐々木延江)