10月12日から19日までオーストラリアのブリスベンで開催される知的障害のある人の国際総合大会「INAS Global Games Brisubane 2019(ブリスベン2019INASグローバルゲームズ)」に出場する日本選手団の後発隊が、9日夜、成田空港を出発した。
前日に陸上と水泳27名の選手の他にスタッフ、役員が先発隊として出発。後発隊で出発したのはフットサル、バスケットボール女子、卓球の3競技20名の選手とスタッフ、役員たちである。
バスケットボール
当初男子1チームと女子2チームの派遣を検討していたバスケットボールは、資金的な問題で女子チーム(選手4名・スタッフ2名)のみとなった。女子のバスケットボールは3人制で行われる。
一松倫子ヘッドコーチは出発前に「決して恵まれている環境ではない中頑張ってきた。出場できない男子チームや選手たちの分まで頑張ろうと4人の選手たちと話しています」と語った。
初出場の子安みお(つばさクラブ)は「初めての世界大会になるので思いっきりバスケットボールをしたい。(オーストラリアは2回目だけど)ブリスベンは初めてなので楽しみ」と嬉しそうに語ってくれた。
前回エクアドル大会に続いて2大会連続出場の角田まさこ(つばさクラブ)は「前回は2位という結果だったので、リベンジをかけて選ばれた。今回は金メダルを目指して戦っていきたい。最年長なので新しいメンバーと楽しみつつ、試合には真剣に挑めたらと思います」と優勝を目指してチームを引っ張っていく気持ちを語った。
フットサル
フットサル代表チームは5日から9日午前まで空港近くの千葉県内で直前合宿を行った。国内最後の練習を終えた木村純一監督は「ここまで来たらもう後ろ向きにならず、前向きにいいイメージを持って優勝するチームとして世界大会に臨みましょう」と選手たちに語り合宿を締め、成田空港に向かった。
空港に見送りにきた家族や関係者に対して、フットサル日本代表キャプテン野崎将智(CAMISA)は「優勝目指して頑張ってきます。応援お願い致します」と宣言。元気に世界大会に向けて出発した。
大会公式サイト
https://gg2019.org/
(校正・佐々木延江)