関連カテゴリ: Tokyo 2020, アーチェリー, 取材者の視点, 国際大会, 夏季競技, 東京 — 公開: 2021年9月4日 at 8:12 AM — 更新: 2021年9月5日 at 10:44 PM

今後も活用できる!?アーチェリー・重定知佳が発見した「とっておきの防寒対策」~連日の猛暑が一転、気温20度以下の試合で…

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8月の猛暑から一転。このところ肌寒い日が続いており、屋外競技の選手にとっては「気温の変化への対応」が強いられている。

アーチェリーでは9月2日、女子個人リカーブオープンが行われ、初出場でメダル獲得を目指す重定知佳(W2/林テレンプ)が登場。
準々決勝で第1シードのウー・チュンヤン(W2/中国)に敗れ、目標には手が届かなかった。

9月2日、女子個人リカーブオープンに出場した重定知佳。「力は及ばなかったけど、やり切った」 写真・秋冨哲生

空もすっかり暗くなり、重定の準々決勝が終わって気温を見ると、19度。雨がしとしとと降り、立っているだけで体がどんどん冷えていく。
上着を羽織らないと震えてしまうような天気だった。

選手にとっても厳しい天候の変化となったが、重定は2つの防寒対策をして試合に臨んでいた。

1つは、ユニフォームの2枚重ね。

もう1つは、ヘアドライヤー。試合前練習で濡れてしまった体を乾かすことで、ユニフォームの肌への張り付きを解消するだけでなく、冷えてしまった体を温めて、しっかり動くようにしていたのだ。

選手村での生活のために持ってきたドライヤーが、意外なところで大活躍。

「雨は問題ないけれど、ここまで気温が下がるのは想定外だった。これは今後も使えそうだなと」

9月4日は混合団体リカーブオープンでリベンジを誓う。「(相方の)上山くんは信頼しきっている」 写真・秋冨哲生

新たな発見があった重定は、9月4日に混合団体リカーブオープンに出場する。
長年の相棒、上山友裕(W2/三菱電機)とペアを組んで、東京パラリンピック最後の戦いに挑む。

 

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