成田から直行便で約２時間半、空港から競技場が立ち並ぶ杭州市の中心地まで地下鉄で40分ほどでオリンピックセンターと名付けられた駅がある。オリンピックの開催はまだないが、アジア大会が開催され、中国のスポーツの都といってよい立派な街並みだ。
午前の強い日差しのなか、開会式を前に杭州市街を駆け巡った聖火リレーが21日、終着地点に運ばれた。街の中心部にある杭州オリンピックスポーツセンターアクアティックスポーツアリーナ（水泳会場）に近い広場に設けられた聖火セレモニー会場には地元の人々が集まり、龍舞など伝統的な演舞が披露され、文化的なセレモニーが行われた。
セレモニーが終わると、集まった子どもや大人はそれぞれグループでトーチを囲み、大はしゃぎで記念写真をとるなど、大会前のひとときを楽しんでいた。
（校正・そうとめよしえ、地主光太郎）
Author: 佐々木 延江
横浜生まれ。国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表。パラスポーツを伝えるファンのメディアを作ろうと、2000年シドニー大会から夏・冬のパラリンピックをNPOメディアのチームで取材配信。パラアスリートの感性や現地観戦・交流によるインスピレーションでパラスポーツの街づくりが進むことを願っている。
