関連カテゴリ: KOBE 2024 WPA, WPA, トラック・フィールド, 兵庫, 国際大会, 夏季競技, 新着, 義足, 義足アスリート, 陸上 — 公開: 2024年5月27日 at 9:10 PM — 更新: 2024年5月29日 at 12:53 PM

「周りを見ず、他人を気にせず、自分の課題に集中し、ともに成長することが大切」男子400m T62 ヨハネス・フロールスが貫禄の勝利

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唯一の両足義足のレース 400m T62においてこの競技のみに参加のヨハネス・フロールスが優勝した。

ゴール直後のフロールス 写真・中村 Manto 真人

 神戸2024パラ陸上世界選手権・最終日 5/25。男子400m T62(義足・下腿切断)、大会の全種目を通じて唯一の両足義足のみのレースが開催された。前回パリ2023世界選手権で優勝した世界記録保持者のヨハネス・フロールス(独)と2位のブレイク・リーパー(米)、3位のオリバー・ヘンドリクス(蘭)ら7名で競われた。第4コーナーを回ってトップに立ったフロールスが今季初レースを47.49のタイムで優勝した。

ゴールに向けて疾走するフロールス 写真・秋冨哲生

「パラリンピックの関係でシーズン最初のレースが世界選手権という何時にない状況だが、自信をもってレースに入れた。勝ててとてもいい気持ちだ。シーズン緒戦が世界選手権なんて2度とおこらないことを期待するよ。」というコメントに続けて「日本の観客のスポーツへの愛情、サポート、運営すべてが素晴らしい。「アリガトウゴザイマス」」と有観客でレースができた喜びを語った。

左よりハンター・ウッドホール(銀)、フロールス(金)、オリバー・ヘンドリクス(銅) 写真・秋冨哲生

 生まれつき腓骨がないため16歳で両足下腿の切断をして両足義足となったフロールスに、様々な障害のある人へのメッセージを聞くと「自分の人生を困難にしているものがあるとしたら、それはすべての自分の心と頭から生じていると理解することが一番大切だと思う。この自分の中にある障壁さえとり除ければ、なんでもすることができる。自分の周りをみたり、他人を気にすることなく、自分のなかの課題を見つめ、それとともに成長することが大切」だと語った。

レース後、ファンとハイタッチするフロールス 写真・中村 Manto 真人

今回はもう一つの世界記録をもつ100m T64には出場しなかったが、パリでは100,400とどんなレースを展開するのか楽しみだ。

(編集・佐々木延江)

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