公開: 2026年3月3日 at 15時02分 — 更新: 2026年3月3日 at 15時40分

【ミラコル記】(第2話)― コルティナへ

知り・知らせるポイントを100文字で

ミラノに到着し、すぐにコルティナを目指す予定だったが、寄り道する時間ができた。Venezia Mestreへの鉄道が最終便しか予約できなかったからだ。TCで予約せず早い時間に一般で移動もできる方法もあったが荷物があったため、予約をしたほうが安全だと考えた。

コルティナへむかうTC(メディアバス)乗り場。誰もいない・・私ひとり

ベースキャンプ・VMC・Wi-Fiなど

記者にとって、オリンピックとパラリンピックの大きな違いのひとつは、メインプレスセンターがないことだろう。宿とベニューメディアセンター(VMC)が主な発信基地となる。加えて、ミラノ・コルティナ2026のアクレを持たないメディアも使用できるメディアセンターがあるので、ワークスペースとして私たちは使っている。とくにミラノのDUOMO広場に近い「YesMilanoラウンジ」は場所も便利だ。

YesMilanoラウンジ。ここで取り扱う情報も登録するだけで送られてくる。

また、移動時間も含め、Wi-Fiを快適に使えるかどうかも仕事のカギになる。日本なら「Wi-Fiがしょぼい高級宿に泊まるくらいなら、ネットカフェに行くべき」というほどネット環境を重要視しているが、イタリアの雪山リゾート地であるコルティナで、その常識が通用するかどうか……。

さらに、コルティナは物件の価格が非常に高く、1泊20万円といった部屋もザラにある。これは2年前の夏のパリの10倍にもなる計算だ。しかし、オリンピック期間と比べると、パラリンピックのシーズンには比較的安い物件も出てくる。それを見計らって準備する。

移動中のトラムのなか

そんなわけで、パラフォトのベースキャンプとして、当初はVMCから徒歩15分、5部屋4バスルーム(200平米)という物件を11泊分押さえていた。5人で割れば1人20万円を切るため同宿者を集めようとしたが、しかしうまく集まらなかった。加えて、予約サイトAirbnbの表記で「暖房なし」となっていたため、おそらく暖房費が別途かかるのだろうと推測した。人数も増えないことから、同額程度の小ぶりな部屋に変更し、暖房費の心配もなくなった。オーナーと直接やりとりをして借りるのはかなりスリリングだったが、最終的に3500ユーロ(約65万円)で確保することができた。

Wi-Fiの繋がりは今のところまずまずだろう。本格的な作業用にはメディアセンターを使う予定。

ひそかに珍道中

さて、コルティナ行きのTC(メディアバス)での移動について。実はちょっとした失敗をしてしまった。Venezia Mestre(ヴェネツィア・メストレ)駅の手前でうっかり高速鉄道を降りてしまい、次の各駅停車では乗り継ぎに間に合わず、2時間半の時間調整をして、この日の最終バスでコルティナ入りすることになったのだ。

高速鉄道の車内販売?と思ったら、フリーだった。お腹空いていたのでありがたい。

高速鉄道を降りてしまったのはメストレの前のPadova(パドヴァ)駅で、停車時刻が本来の目的地への到着時刻(21:00)のわずか3分前(20:57)だったため、誤って降りてしまったというわけだ。

2時間半の時間を潰すため、マクドナルドで作業しようと落ち着いたところで22時にクローズ。深夜1時まで営業しているTCバス停目の前のカフェに移動し、カプチーノを頼んで待機した。24時ジャストの最終バスは5分ほど遅れて到着したが、乗客は私一人だった。TCあるあるだ……。

コルティナ到着

コルティナのメインゲート?バスをおりてこのゲートをくぐるとわりとすぐだった。

ヴェネツィアからコルティナに向かう2時間半の道中、最初は雪もなくさほど寒くもなかったが、到着の30分前くらいからうっすらと雪道になってきた。バスはコルティナの中心部までは来てくれたが、もうちょっと先までオマケで送ってもらったが、さすがに宿の目の前までは行ってくれない。
20kgのスーツケースとリュックとともに、それでも10分ほどの徒歩で無事に辿り着いた。時刻は夜中の3時近くになってしまったが、予定クリア。ミラノからの距離感や気温、トランスポートアプリの使い方などが身をもって理解できた。

重い荷物をもって移動するには、鉄道や地下鉄の至る所に数段の階段があるのが大変だった。階段しかないところもたくさんあった。

たどり着いた宿。ホテルコロナ。

あと一つ、地下鉄に乗る際は、トランスポートアプリでQRコードを作成し、都度読み込ませる形にする必要がある。

今回、2日間過ごす宿はメディアセンターへも徒歩10分ほどの好立地だ。メインのベースキャンプ(11泊)についてはまたリポートする。

さて、1日目の報告はこれでおしまいです。

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