公開: 2026年10月21日 at 2時34分 — 更新: 2026年10月21日 at 7時30分

【陸上】千葉豪雨の被害からたどり着いたレース。松本武尊、海外勢の成長を感じた5位

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20日もメダルラッシュとなった陸上。東京・パリと2大会連続でパラリンピックに出場した松本武尊(T36)は100mで5位となった。千葉県の自宅は今年8月の豪雨に見舞われ・・・

愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会の陸上は10月20日、男子100m(T36/立位で四肢まひのクラス)が行われ、東京・パリと2大会連続で出場した松本武尊(AC KITA/医療法人社団鎮誠会)が登場。

予選を12秒22(全体4位)で通過すると、決勝では12秒19とタイムを縮めたが、前回のアジアパラに続く表彰台には惜しくも届かず5位となった。

このレースで金メダルを獲得したDENG Peicheng(中国)は11秒67で、世界新記録を樹立した。

決勝、オレンジ色のユニフォームの松本(中央)と隣を走った金メダルのDENG Peicheng(松本の右)写真・中村 Manto 真人

レースを振り返って松本は、「自分が予想していた順位ではあったが、それでも悔しい。自国開催というのもあったので」と悔しさをにじませた。また、海外のライバルについては「前回のアジアパラは余裕を持って銅メダルを取れていたような気がするが、世界のレベルが上がってきていると感じた」と振り返った。

千葉市生まれ、東京都江戸川区育ち。中学・高校では陸上部の選手として活躍していたが、高校2年のときに脳卒中を患い、両手足にまひが残った。
リハビリを経てパラ陸上を始め、世界への道が開けたほか、2024年からは作業療法士としての仕事にも携わっている。

豪雨被害で自宅退去を余儀なくされた松本。「この大会が終わったら引っ越しです」 写真・中村 Manto 真人

松本の自宅は現在、千葉県大網白里市にあり、今年8月の千葉豪雨で被害に遭った。
車は冠水して廃車になり、自宅も床上浸水で退去を余儀なくされたという。

大会直前のトラブルに「メンタルがやられた」と話す松本。
無事名古屋の地でレースができたことに安堵の表情を見せた。

22日は本命の400m。アジア記録保持者として、金メダルを狙いに行く 写真・中村 Manto 真人


カヌーから陸上へ。水から陸へ。新たな競技でパラリンピックを目指す 写真・中村 Manto 真人

女子やり投げ(F55・車いすクラス)では、昨年パラカヌーから転向した小松沙季が5位となった。
小松は東京・パリと2大会連続で日本代表に選ばれたが、パリでは当日の体調不良によりまさかの棄権となった苦しい経験がある。

「今回なんとかメダルが取れれば、少しはパリの時の気持ちも晴れるかなという期待も少しあった。メダルとはいかなかったが、ここからロスに向けてスタートだと思う」と前を向いた。

2022年の大けがから復活。アジアパラでは8年ぶりのメダルに歓喜の小久保(右) 写真・中村 Manto 真人

そのほか、男子走り幅跳び(T20・知的障害クラス)で小久保寛太(社会福祉法人かつみ会)が銅メダル、男子100m(T13・視覚障害クラス)で福永凌太(セレスポ)が銀メダル、川上秀太(アスピカ)が銅メダルを獲得するなど、前日に続いての日本勢のメダルラッシュとなった。

福永凌太(右)、川上秀太(左) 写真・中村 Manto 真人

公式リザルト

男子100m(T36)
https://results.apg2026.org/#/discipline/ATH/results/M.100M—-36010—–.FNL-.000100–

女子やり投げ(F55)
https://results.apg2026.org/#/discipline/ATH/results/W.JAVELIN-56021—–.FNL-.000100–

男子100m(T13)
https://results.apg2026.org/#/discipline/ATH/results/M.100M—-13010—–.FNL-.000100–

男子走り幅跳び(T20)
https://results.apg2026.org/#/discipline/ATH/results/M.LONGJUMP20010—–.FNL-.000100–

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