愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会の車いすテニスは10月22日、女子シングルス日目の決勝が行われ、パリパラリンピック金メダリストで世界ランク2位の上地結衣(三井住友銀行)が世界ランク3位の李暁輝(中国)と対戦。
アジアパラ3連覇がかかっていたが、1ー6、6ー7でストレート負けを喫し、銀メダルとなった。

優勝者にロスパラリンピックの出場権が与えられることになっていた今大会のシングルス。上地のロスの切符はお預けとなった。
「1週間を通して調子が上がらず、今日もタイブレークに持ち越したものの最後まで自分が納得できるショットがなかなか出せなかった。自分の調整不足かなと悔やまれる」と振り返った上地。
また、ロスの切符を逃したことについては、「いつまでテニスを続けるかわからないけど、ロスで戦う!というよりも1つ1つの大会に向き合っていこうと思えるいい機会になると思う」とポジティブに返答していた。

上地は金メダルを獲った27歳の李に関して、「自分(のコンディションやプレー)に対して思うところもあるが、(李の)表情や様子を見てると、おめでとうという気持ちの方がやっぱり大きい。彼女の人柄がそう思わせてくれるところもある。アジアがだんだん強くなって、アジア全体で車いすテニス自体を盛り上げていくような選手が出てきてくれたことが、すごく純粋に嬉しい」と称えていた。

一方、李は今日の決勝について「とてもリラックスしてプレーでき、それほど大きな緊張感はなかった。もう決勝まで来たのだから、思い切ってプレーすればいいという気持ちだった」と振り返ると、上地については「彼女は本当に、本当に素晴らしい選手。普段もお互いにいい関係だし、とても礼儀正しい人。私は上地選手のことがとても好きだ」とリスペクトの思いを口にした。
また、ロス行きを決めたことについては、「とても嬉しいし、幸せだ。メダル獲得を目指して努力し、中国に歴史的な瞬間をもたらせたら」と意気込んだ。

男子シングルス準決勝では、「パリパラリンピック金メダル」「史上最年少生涯グランドスラム達成」「世界ランク1位」でパラスポーツの顔になった小田凱人(東海理化)が、董順江(中国)を6-0、6-0のストレートで下し、順当に決勝に勝ち上がった。
試合後はスタジアムDJの盛り上げも相まって、スタンディングオベーションが起こった。小田はコートを回りながら観客席にボールを打ち込んだ後、自らつけていたヘアバンドも投入。手にした女性ファンから「きゃー!」という歓喜の叫びが上がった。
試合後のインタビューで、「明日は高ぶって金メダルを投げないように気をつけます」とジョークを交え、報道陣を笑わせていた。

また、この日は男子ダブルスの決勝も行われ、小田凱人・荒井大輔(BNPパリバ)組が金メダルを獲得している。
公式リザルト
女子シングルス決勝
https://results.apg2026.org/#/discipline/WTE/results/W.SINGLES-00000—–.FNL-.000100–
男子シングルス準決勝
https://results.apg2026.org/#/discipline/WTE/results/M.SINGLES-00000—–.SFNL.000100–
男子ダブルス決勝
https://results.apg2026.org/#/discipline/WTE/results/M.DOUBLES-00000—–.FNL-.000100–






