関連カテゴリ: IBSA, IBSA世界選手権, サッカー, セレモニー, ブラインドサッカー, ロービジョンフットサル, 国際大会, 夏季競技, 女子, 新着 — 公開: 2023年8月1日 at 1:08 AM — 更新: 2023年8月6日 at 6:41 PM

男・女ブラインドサッカー、ロービジョンフットサルが世界選手権に同時出場、壮行会が開催された

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この8月、バーミンガムで行われるIBSA世界選手権2023へ、視覚障害サッカーの男子・女子・ロービジョン(フットサル)の3カテゴリーが同時出場。日本代表の壮行会が行われた。初優勝を目指す女子、パリパラリンピック出場権獲得を目指す男子、ロービジョンフットサルは予選突破を目指す。

胸スポンサーのロゴが入ったユニフォームを着用した全選手スタッフ集合写真 筆者撮影

バーミンガムで開催される「IBSA ワールドゲームズ2023」に、ブラインドサッカー女子、男子、ロービジョンフットサルの日本代表がともに世界選手権へ出場する。3カテゴリーが揃っての出場は初めて。壮行会が2023年7月29日にMARUI ブラサカ!パークで開催された。
世界選手権用ユニフォームは3カテゴリーのため今回新たに作られた。IBSAが設けた規定で胸スポンサーを1社限定で入れることが可能であり、参加国の資金調達の一部を担っている。

優勝を狙う女子

2020年世界選手権がコロナ禍で延期となり初の世界選手権。2017年「IBSAブラインドサッカートーナメント」、2022年アジア選手権で優勝し、世界選手権優勝の目標を掲げる女子は、イングランド、スウェーデン、モロッコの順でグループステージを戦う。

画面中央 山本夏幹監督、竹内真子キャプテン(7番)、菊島宙(10番) 筆者撮影

山本夏幹監督は、「質の高いプレーをする相手でマークが必要なのは、ドイツとアルゼンチン。予選グループBでのプレーから情報収集して備えたい。初戦のイングランド戦については頭・体・技術も含めた自分たちの実力を出せる準備を渡航前にしておくことが大事」、竹内真子キャプテンは「みんなで攻めて、攻守をすぐに切り替えて、みんなで守る。ブラサカを面白いと思ってもらえるよう、ワクワクしてもらえるようにプレーをしたい」、エースの菊島宙は「世界選手権で女子のカテゴリーは初。一戦一戦、噛み締めて試合をしたい。確実にチームに貢献できるようなプレーに挑みます」と話した。

2023年8月12日〜21日(会場: University of Birmingham Bournbrook Pitches)

 グループA:モロッコ、イングランド、日本、スウェーデン
 グループB:インド、アルゼンチン、ドイツ、オーストリア
 8/14 18:30- イングランド戦
 8/15 16:30- スウェーデン戦
 8/17 16:30- モロッコ戦
 8/20 16:30- もしくは 18:30- 準決勝(グループステージの順位による)
 8/22  3:00-  決勝

パリパラリンピック出場権獲得が至上命題の男子

男子は、自国開催枠で初めて出場した東京パラリンピックで5位。2004年のアテネ大会からパラリンピックの正式競技となった5人制サッカー(ブラインドサッカー)だが、自力でパラリンピック出場権を獲得していない。
パラリンピック出場枠は8カ国。現時点で、フランス、トルコ、モロッコ、中国が出場を決め残り4カ国。16カ国が参加する今回の世界選手権では、大陸別予選で出場権を獲得していないチームの上位3カ国に入らなければならない(パラパンアメリカン競技大会2023が11月に開催されるため、世界選手権終了時点で、世界選手権の結果に基づく出場権獲得国がすぐに決定しない可能性あり)。そのためにはグループステージ突破してベスト8進出は必須、ノックアウトステージや順位決定戦で1つでも多く勝ち上がりが必要となる。グループステージは、イタリア、タイ、トルコの順で戦う。

画面中央 中川英治監督、川村怜キャプテン(10番)、平林太一(6番) 筆者撮影

中川英治監督は、「みっともない戦いをしてでもとにかくパラの出場権を取って帰って来たい。どこのグループに入っても厳しいが、ここ2年、新しいチームになってから試合経験のあるチームと当たるのはラッキー。グループAを勝ち上がるとアルゼンチン、中国?あたりと戦うのも楽しみだ」、川村怜キャプテンも「初戦のイタリアに世界トップレベルの得点力を持つ選手がいるので緊張感がある。予選3試合は全て山になると思うが勝ち切るサッカーを世界の舞台で見せたい」、平林太一は「僕の人生でも大きな山場となる大会。シュートを決めてチームを勝たせたい」と力強く述べた。

2023年8月12日〜25日(会場:University of Birmingham Bournbrook Pitches)

 グループA:日本、イタリア、タイ、トルコ
 グループB:イングランド、ドイツ、アルゼンチン、中国
 グループC:コロンビア、スペイン、フランス、マリ
 グループD:イラン、ブラジル、メキシコ、モロッコ
 8/15 20:30- イタリア戦
 8/17 20:30- タイ戦
 8/19 20:30- トルコ戦
 8/22 16:30- もしくは 18:30- 準々決勝(グループステージの順位による)
 8/24  0:30- もしくは  2:30- 準決勝(グループステージの順位による)
 8/22  2:30-  決勝

予選突破を目指すロービジョンフットサル

ロービジョンフットサルとは、弱視者(ロービジョン)が一人ひとりの異なる視力・視野を生かし、お互いを補い合いながらプレーする5人制フットサル。アイマスクは装着せず、音の出ないボールを用いて、声をかけ合いながら連携してプレーする。詳しくはこちら
2019年に行われたアンダルシア国際フットボール大会ではスペインを破り、ヨーロッパ勢から初勝利をあげたが、過去3回出場したロービジョンフットサル世界選手権では未だ勝ちがない。目標は予選突破。グループステージの対戦相手はウクライナとトルコ。

ロービジョンフットサル日本代表集合写真 筆者撮影

金川武司監督「まずは初勝利、予選突破と一つづつ目の前の目標をクリアしていきたい」、岡晃貴キャプテン「感謝を結果で返したい。世界チャンピオンのウクライナに勝ち切り一勝を挙げて大きな波を起こしたい」と語った。

2023年8月13日〜22日(会場:University of Wolverhampton Walsall Campus

 グループA:イタリア、スペイン、イングランド、フランス
 グループB:ウクライナ、トルコ、日本
 8/16 22:45- ウクライナ戦
 8/19 22:45- トルコ戦
 8/21 22:45- もしくは 8/22 1:30- 準決勝(グループステージの順位による)
8/26  2:30-  決勝

3カテゴリーが揃って出場する世界選手権。それぞれの目標が叶うことを切に願う。日本戦は日本語での配信が予定されているので、現地バーミンガムに熱い声援を送って欲しい。

男・女ブラインドサッカー、ロービジョンフットサル日本代表選手団名簿
https://www.b-soccer.jp/news/22489-20230706

(校正・中村和彦、地主光太郎、佐々木延江)

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