関連カテゴリ: イベント, 周辺事情, 夏季競技, 普及, 東京パラムーブメント, 横浜, 知り知らせる, 車いす, 車いすバスケットボール — 公開: 2024年6月8日 at 10:08 AM — 更新: 2024年6月9日 at 4:20 PM

アスリートの息づかいを感じる距離感「車いす3×3 PushUp」再び横浜で開催

知り・知らせるポイントを100文字で

車いす3×3のイベントPushUp YOKOHAMAが約1年ぶりに横浜で開催。「日常の中に車いすバスケが当たり前にある」そんな未来を目指して車いすバスケットボール日本代表・鳥海らが普及活動している。

「車いすバスケットボール3×3(スリーエックススリー) PushUpYOKOHAMA」が6月1日、横浜市港北区にあるショッピングモール・トレッサ横浜で開かれた。前回の開催から約1年あまり。今回は、Balance/Edgy /Prime/Testosterone/WAVES/3in1の6チームが参加し、予選から全勝した渡辺将斗をチームキャプテンとするEdgyが優勝した。

車いす3×3のイベントPushUpは、東京2020パラリンピック銀メダルで人気を集めた車いすバスケットボールの試合を日常空間の中で見てもらい、ファンの裾野を広げるべく、選手である鳥海連志、西村元樹、そして室内3人制バスケのコートなどを運営する「F1 STUDIO」の岡田慧が3人で立ち上げたもの。2022年10月に千葉で初開催され、今回で6回目となる。

最前列の観客席40席(3000円)は販売開始後8分で売り切れるほどの盛況ぶり。車いすバスケの熱狂的なファンがPushUpの応援にも駆けつけていた。観客はモールにきた買い物客が足を止めて、毎試合200名程度、10試合で合わせてのべ2000名が声援を送っていた。今回から、パートナーとしてサントリーホールディングス株式会社とカシオ計算機株式会社からの協賛を受け、企業からの注目も集めている。

決勝戦 Edgy 13-8 WAVES

[決勝戦に望むWAVES(左側)、Edgy(右側) 筆者撮影

3チームに分かれてグループリーグ戦を戦い、準々決勝、準決勝が行われ、EdgyとWAVESとの決戦になった。両チームともに予選を1位通過し、順当に決勝戦まで上がってきた。

Edgyは5人制車いすバスケットボールチームの神奈川VANGUARDS渡辺将斗・鳥海連志・古澤拓也・山下修司で結成されたチーム。WAVESはNO EXCUSEの森谷幸生・川崎WSC篠田匡世・埼玉ライオンズ古川諒で結成されたチームだ。迎えた決勝戦。まずはお互い点を取り合い2-2に。そこからWAVESが4連続得点で6-2とリード。ここからEdgyが3連続得点して6−5とし追い上げる展開に。一旦、交互に2本づつシュートを決めるが、鳥海の2点シュートで8−8の同点に。ここからは渡辺に変わって入ったEdgy古澤と鳥海のコンビがWAVESのディフェンスをもろともせず5点連続得点して13−8で試合終了。Edgyが優勝した。

今日の試合について、鳥海は「2023年のU23世界選手権で一緒に金メダルを獲得した二人(渡辺将斗・山下修司)と試合ができてよかった。ここでの経験を積ませてあげたかった」と振り返った。

決勝戦ドリブルするEdgy鳥海連志(2番) 筆者撮影
WAVES森谷幸生(9番)のゴールをブロックするEdgy渡辺将斗(20番) 筆者撮影
じゃんけんを勝ち抜きPushUp特製ボールを手にしたファンと優勝チームEdgy集合写真 筆者撮影

一年ぶりの横浜開催とPushUpの今後について

PushUp代表者である3名、車いすバスケ日本代表の中心選手である鳥海連志、「神奈川VANGUARDS」代表兼選手の西村元樹、室内3×3コート「F1 STUDIO」代表の岡田慧に聞いた。

ーーーショッピングモール、トレッサ横浜での1年ぶりの開催について

(鳥海)今まで興味とか関心がなかったり見たことなかったりする人たちが見る・知る機会になっている。地元の横浜でプレーができるのは嬉しい。お客さんが近く、楽しい空間だった。

(西村)地元で定期的に車いすバスケをぷらっと見てもらえる環境をまた作れたのはすごく嬉しい。

(岡田)前回もすごい盛り上がったが、ファンの方々から要望があったり、施設の人ももっと興奮に絡みたいとか言って下さったりとか、良いお声がけを頂いた。スタッフになりたいという声をもらったり、お客さんも選手も遠くから駆けつけてくれる方もいるなど、1年でこんなに変わるんだという思いがある。

ーーー今夏パリは逃してしまいましたが?

(西村)パリパラリンピック予選で落選し、パリに行けなかったことは、逆にチャンスだと捉えている。東京パラで銀メダルの成績を収め、ボーナス的にファンが増え応援して頂いたが、次は、自分たちの力でどれだけ車いすバスケを広げられるか、それが試される良いチャンスだ。

(岡田)僕は、PushUpを通しての3人制という形で、車いすバスケットボールと向き合っている。これだけ面白い競技を高いレベルで見せ続けたい。パラリンピックの正式種目になれば良いと思います。そういったアピールをしていきたい。

ーーー今後のPushUp開催に向けての抱負を

(鳥海)いろんな方に楽しんでもらい、僕たち自身もPushUpを通してよりレベルの高い試合、パフォーマンスを見せていきたい。

(岡田)3×3での単独興行をいろんな人に見てもらうために、 人通りの多いところやオープンステージでやっていく。 5人制バスケが、東京体育館を埋めているので、3人制もああいう場所で、お客さんもいっぱい入って、選手もやりがいを感じられる種目にできたらいい。

※当初の記載に誤りがありました。決勝戦で交代したのは山下選手ではなく渡辺選手で、訂正しております。ご迷惑おかけいたしました。

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PushUpの最新情報 @pushup_3x3公式Instagram  

(校正・丸山裕理、佐々木延江)

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