6月2日からカナダ・リッチモンドで行われている車いすラグビーの国際大会「カナダカップ」。東京パラリンピックで銅メダルを獲得し、世界ランク2位の日本は、予選リーグ5試合をすべて終え、4勝1敗で決勝進出を決めた。
カナダカップは、ブリティッシュコロンビア州ウィルチェアーラグビー協会の主催で2004年から2年に1回行われており、パラリンピックや世界選手権につぐ大きな大会として位置づけられている。
コロナ禍の影響で、4年ぶりの開催となった今大会。東京パラリンピック銀メダルのアメリカは、チームにコロナ感染者が出た影響で不参加となったが、開催国のカナダ(世界ランク6位)に加え、東京金メダルのイギリス(同3位)、2024年のパラリンピックホスト国であるフランス(同5位)、オーストラリア(同4位)、デンマーク(同7位)、そして日本の6ヶ国が一堂に会した。
今大会、日本代表からは、東京パラリンピックメンバーである37歳の若山英史(1.0/Okinawa Hurricanes)、副キャプテンの羽賀理之(2.0/AXE)、若手の注目株の27歳の中町俊耶(2.0/TOHOKU STORMERS)がメンバーから外れ、キャプテンの池透暢(3.0/Freedom)のもとで修行するべく生活拠点を北海道から高知に移している白川楓也(2.5/Freedom)のほか、壁谷知茂(2.0/Okinawa Hurricanes)、菅野元基(2.0/BLITZ)が選出されている。
日本代表のケビン・オアーHCがかねてから口にしている「若手とミドルポインターの育成」のため、このカナダカップで国際経験を積ませる狙いのよう。
前回・4年前のカナダカップでも決勝に進みながらアメリカに敗れている日本。今回こそは優勝して存在感を見せつけたいところだ。
決勝は日本時間の6月6日あさ5時から。予選リーグで敗れたカナダと再び対戦する。
【試合の模様は下記のリンクから配信できるので、ぜひ観戦を!】
【予選4試合を終えたあと、ケビンHCと池キャプテン、白川選手がインタビューに答えてくれました。】